実録【初めての誘導瞑想】ヒプノセラピー体験談!録音データに基づく内容を紹介

スピリチュアル
  • 催眠療法って信じますか?
  • 前世療法って信じますか?
  • 潜在意識って信じますか?

めちゃあやしいですね。

この記事ではスピリチュアルヒーラーの方に行っていただいた、誘導瞑想・ヒプノセラピーについて紹介します。

実際録音した会話をもとに内容をまとめました。

始める前の説明から、終わった後のアフタートークも含め、3時間を超える録音時間となりました。

スピリチュアル業界の方がいう「みえる」という感覚を体験しました。

こんな人におすすめ

✔ ヒプノセラピーの内容を知りたい

✔ ヒプノセラピストを目指している

✔ “みえる“感覚を知りたい

ヒプノセラピーってなに?
催眠状態にして潜在意識に働きかけることで、心の問題を解決していく治療法です。過去や未来の自分、あるいは前世の自分に会いに行くといったあやしさ満点のセラピーです。「ヒプノセラピスト」という民間資格は存在します。しかしスピリチュアル業界では、名乗ってしまったもん勝ちです。つまり、オリジナルを展開している方が通常です。行う場合は自己責任で。

ヒプノセラピー体験談まとめ

こちらの章では、まとめたものを紹介します。

次の章から録音の内容を詳しく紹介しています。

オリジナルの方法であり、ひとつの体験として紹介しています。正解かどうかではありません。

導入

スピリチュアルヒーラーさんは40代後半の女性です。

その方に誘導されながら行われました。

催眠状態に入る前の準備はこんな感じでした。

  1. ベッドに仰向けになって目を閉じる
  2. パワーストーンを体の上や周りに置かれる
  3. オイルを手首に着け、自分のオーラに香りをまとわせる
  4. ハンドル代わりと言われ、ピンポン玉サイズの水晶を両手にひとつずつ持たされる
  5. 宇宙語でサポートするので、大丈夫と言われる

その空間が、間接照明のみの薄暗いあやしい空間です。

まず雰囲気にのまれます。

「自分にとって必要な人生に会いに行くため」までの導入の部分が長かったです。

つまり「みえる」感覚がわかるようになるまでが長いのです。

具体的な手順を紹介します。

  1. 足元から地球のエネルギーが伝わり、第一チャクラから頭頂部の第7チャクラまで、チャクラを回転させる
  2. 頭頂部にエネルギーのボールをつくり、その中に自分が入る
  3. そのボールが宇宙を超えて、黄金の層を超えて、光の中へ
  4. リクエストした人生に降り立つと扉がみえて、自分で開けて中に入る

これ、意味わかりますか??

私は何度もわからない、みえないを繰り返しました。

…みえない、わからない。

”みえる“感覚がわからなかったら、みえる!と自分で意識して、自分で勝手にイメージしてください。”みえない”って意識しちゃうとみえなくしちゃうので。


”みえる”感覚は自分の意識次第で、自分のイメージしたものが実は”みえる”というこのなのかもしれません。

光景が“みえる“ことと、自分の想像のちがいがわからなくなりました。

しかし、一度これかな?と話してみるとそのままするすると進んでいきました。

第一の場面

「みえない」といっていたところから、ある光景がずっとみえていて消えませんでした。

自分の思い込み、単なる想像、妄想かなっと思っても、ある光景が消えなかったのです。

自分の幼少期のころの場面でした。

通学路の帰り、神社の近くに立っている自分です。

その場所に立っている光景が”みえる”のです。

これは「なんとなく」です。感覚的なものなので、うまく説明ができません。

その場所から動けない状態の自分を癒してもらい、その場面は解決します。

一度、感覚をつかむと場面が変わっても「わかる」ようになりました。

第二の場面

大人になった自分がいました。

その自分の背中を今の自分が見ています。

月明かりが差し込む暗い部屋にいました。

実家にいました。

自分の部屋ではないです。

一度実家だと思うと、その光景が頭から離れないのです。

この場面では、助けてと言えない自分を言えるようにしてもらって解決しました。

第三の場面

明るい光景がみえました。

外を歩いています。

軽い感じがして、この場面では何も問題ないとされました。

次の場面に行く必要はなくここで、終了しました。

学びを受け取る

小さい自分が学んだことや経験したことを、今の自分が受け取り、今の人生に反映させる最後のプロセスです。

出会った自分に握手をして、その手から風船が伸びています。

風船とともに扉を抜けて、経験ありがとねといい、風船を放すのです。

わけわからないと思います、はい、わかります。

でも「そう思ったら、そう」なんです。

感覚的なものを言葉にすることは難しいです。

これ以降のヒーラーさんとのトークが本質だと感じました。

アフタートーク

みえない、わからないといっても、上の存在から「信じてあげて」のメッセージのみだったと言っていました。

自分の想像と思っていたことが、実は“みえる”という感覚。その自覚をすること。実はみえていて感じているから。

”みえる”感覚のポイント3つ

  • ”みえる”という自覚をすること
  • みえないって疑うとみえない
  • 正解もまちがいもない


自分が想像しただけだとか、そう思いたいだけなのかなってって疑うことはわかります。

しかし、みえていること、わかっていることを自覚させるのが彼女の仕事なのです。

私の正直な感想として、一度ある光景が浮かんだら、その光景が消えなかったのです。

他のことを考えたとしても、その光景がずっとみえていました。

光景の何かが変わったり動いたりすると、イメージとして頭の中に浮かぶ感覚がありました。

自分の想像かもしれないし、ウソかもしれないです。

でも、正解もまちがいもないものです。

感覚と想像の線引きする感覚は自分自身しかわかりません。

体験談まとめ

イメージで降りてくる”みえる”感覚がわかったような気がした体験でした。

過去の自分の経験が、今の自分の人生に活かされているのかはなぞです!

料金は90分の設定で15,000円
実際はセッション前後のトークを含め3時間を超えましたが、この金額のみ

終始、私が無言になったら宇宙語を話したり、ダンスが始まったりしました。

ヒプノセラピー【リアル体験談】

ここからは、録音された会話をほぼそのまま紹介します。

録音時間3時間以上なので、A4で30ページ程度、2万字を超えるボリュームです。

最中に思っていたこともそのまま書きました。

実際、行われている最中も意識はあります。

それでは、小説のように楽しんでください。

誘導瞑想の説明と準備

間接照明のみの薄暗い部屋。

たくさんのパワーストーンや観葉植物が置かれている6畳くらいの部屋。

ヒーリングミュージック的なピアノの曲が流れている。

スピリチュアルヒーラーを名乗っている40代後半の女性。

その方から言われるがまま、ベッドに仰向けになり、薄い毛布をかけられる。

エアコンはついているが、現在7月である。

ピンポン玉サイズの水晶玉を両手にひとつずつ握らされる。

「これがハンドルの代わりになります」

これが水晶?でっかいビー玉みたい。

「光景がみづらかったら、それを握ったまま手首を動かしてください。右に向けたら右の光景がみえるようになります」

アロマオイルを手首につけ、自分の頭の上まで香りをまとうように腕を動かす。

「オーラにかけてください。これは第二チャクラ、オレンジです」

なんのこっちゃわからないが、質問できる雰囲気ではない。

「体の上に石をのせていきます。動けなくなるので、体を動かしたかったら今動かしておいてね」

横になっている状態だから、あんまり動かせない。

すでに毛布かけられている。腰とか痛くなりそう。

とりあえず肩とか動かしておいた。

体の上に石が置かれていくのを感じる。

足首のあたり、股のあたり、おへそ、胸、、眉間にも置かれた!

顔が、頭が動かせなくなった。ああ動けない。

「目を閉じてください」

CDラジカセ(!)からのピアノの音が響く。

石はどれだけ置くのだろう?彼女が動くたび、床がきしむ音が続く。

「みえてもみえなくても、必ずみえますから。感覚がわからなくても宇宙語でサポートします。そうするとわかりやすくなるから安心してください。実際に映像でみえなくても、こんな感覚がみえてるということと同じです。私が聞いたら伝えてください」

「…はい」

本当に何かみえるのだろうか?なんか緊張してきた。

「今の自分の魂が焦っている、何かを焦っている、何かをしたいと思っている。今のあなたに必要な過去性やつながりが深い存在に会いに行きます」

”焦っている”とは、事前に聞きたいことがあればと言われ、私が事前に彼女に伝えたこと。実際、何かしなきゃと思っても何をしていいかわからないので、曖昧なまま伝えた。

「今感じることがあったら伝えてください。同じことが繰り返されるとか、自分ではどうしようもないこととか」

「…大丈夫です」

「みえているものが合っている、まちがっている、本当にこれなのかなとか、思っているだけかなとかは、全く不安にならなくても大丈夫です。確認しながら進めていきます」

「…」
無言の私。本当に何も見えなかったらどうすんだろう。

「状況をじっくりゆっくり確認しながら進めていきます。感じるまま、みえるまま伝えてください」

「何か質問ありますか?」

「…ないです」

「◯◯さんのジャーニーを始めます」

え?ジャーニーとは??旅が始まるのか。

というか名前まちがえられたんですが!!名字がちょっとおかしい。大丈夫なのかこれ!!

「天使もいっしょにサポートしてくれていますね。リラックスしてください」

眉間にまで石を置かれたので動けない。さらに名前をまちがえられて笑いそうになるし、リラックスできない。

彼女のこの発言から、話し方がかなりゆっくりになった。

キーーーーーーーン

これは?耳に響く高音が3回鳴る。音叉だ。

彼女の宇宙語が聞こえてきた。雰囲気フランス語のよう。文字にはできない。

「今から○○さんにとって有益で最善となる過去世、未来世、幼少期を含む必要な存在に、人生に出会いにいきます。○○さんが何かに焦っている、何かををしなければいけないのではないかを感じていることも、一番関わりが深い人生に出会いにいきます」

ほお!そうなのか。有益な情報を得られることを期待して。

「始めます」

すでに肩こってきたかも。どうしよう。

導入

「誘導しますので、そのままをイメージしてください」

”みえる”ってイメージするってことなのかな?

「まずハートに意識を集めます。足元から地球のエネルギーを通って頭頂部へと向かいます。チャクラが第一チャクラから第7チャクラまで活性化されます」

いよいよあやしくなってきたな。イメージしづらいな。どうしよ。

「第一チャクラは赤。左回転に回っているのを想像してください」

「回転させたまま、第二チャクラにあがってきます。オレンジのエネルギーです。左回転で一定速度で。回転させてください」

「第2から第3へ上がりまぁす…」

ちょっと待って、どこまで続くんだろう。ゆっくり目にしゃべっているから、すごく時間がかかりそう。

最終的に第7、頭頂部まで到達した。

「いい感じですねぇ。回っていますよぉ」
(ゆっくりしゃべっているので、文字にするとこんな感じです)

ここで彼女の宇宙語が再び始まる。~宇宙語タイム~

「今度は右回りに回転させてください。一度に変えてもいいし、順番に変えてもいいです。やりやすいように。想像してくださぁ~い」

想像でいいのか。いやしかし、チャクラを回すとはわけわかめである。わからないながらも展開していくのだ。

「足元からチャクラを通りながら、エネルギーが順番に通っているのを感じてください。頭頂部に大きいエネルギーのボールをぷくっとふくらませて、そのなかに意識を移してください。そのなかに自分が入った感じです」

???

私の想像力のキャパを超え、エネルギーのボールと聞いたら魔人ブウが出てきた。あの方ぷくっとしてるじゃん。

「エネルギーのボールが頭を離れ、上昇します。宇宙を超えて~、黄金色の層を超えて~、ゼリー状の層を超えて~、上昇していきまぁす」

キャパオーバーの私の想像力の中に、さらに宇宙がねじこまれる。

「白いキラキラの光へと入っていき、創造主の光とすっかり一体となってしまいました」

創造主?もしやこっちの想像主か?!

「今から言うことを心の中で言ってください」

「今からみる人生を 私は見届け 私にとって最高最善のことを 私の人生へと持ってくるよう命じます ありがとうございます できました できました できました」

もう、何をいってんのか理解不能で思考停止状態である。とりあえず心の中でそれとなくつぶやいておいた。

「あなたがリクエストとした人生を、時間をさかのぼってみにいきます。時空間の真ん中へ降りていくのをイメージして、降り立ったところに扉があります。準備ができたら、うなずいてください。扉がみえたら合図してください」

は?なにもみえないし、イメージしてといわれたら、扉があるようなないような。どうしたらいいんだろう。無反応な私。わかったふりでいいのか??

無言な私に対して、彼女の宇宙語が1分ほど続く。

~宇宙語タイム~

「扉がみえましたか?みえないなら、首を横に振って合図してください」

無反応な私。どうしようと葛藤中である。

「みえましたか?」

「…みえない」

「みえないですね、はぁ~い、大丈夫ですよ~」

~宇宙語タイム~

!!!???

揺れてる?でも地震ではないよな。

服のすれる音、彼女のパワーストーンブレスがカチカチ当たる音が聞こえる。

ものすごーく薄目を開けてみてみた。

めちゃ踊ってる!!!どうしよう、やばい、みえたってことにしとこうか!

床がきしむ音、石がカチカチいう音が続く。BGMがピアノサウンドからのボサノバっぽくなって、そっちが気になってきた!!3分ほど彼女のダンスが続いたのである。

どうすることもできず、そのままの私。

「今どのような感じがしていますか?ふわふわどこかに浮いている感じ?なんでもいいですよ」

ちょっと息切れ交じりの彼女の声。

そんなに躍らせてしまい、なんかすいません。しかし、答えられず沈黙の私。

「今自分はどこにいる感覚がしますか?」

「…んー、変わらない気がする」

正直に答えてみた。

「変わらない気がする?…はい、ではもう一度丁寧にします」

もう一度って何を?ミスったかも!いつ終わるのこれ?

この時点でスタートから30分経過しております。

「もう一度、丁寧に行っていきましょう。エネルギーのボールが頭頂から離れるところまでは感覚わかりましたか?」

「…んー、なんとなく」

「うん、そのなんとなくの感覚でいいの。じゃあ全然大丈夫です」

まじでよくわからん。何が大丈夫なんだろう。

「なんとなくがわかっていれば大丈夫です」

なんとなくのイメージでいいのか?わかんないなあ。

「ではもう一度。たぶん、そっちにいってるんですけど、意識的におさらいします」

え?また最初からやるの??まじでやっちまったかも!!

「足元からエネルギーが上がって~、チャクラは活性化されていますね」

~宇宙語タイム~

「足元から~~」

チャクラどうのこうのがさらっとおさらいされる。

「エネルギーのボールの中に自分が入ります。イメージできたらうなずいてください」

ここでうなずかないと失敗か!

「できなかったらできないと教えてください」

「…(どうすべきか葛藤中)」

「あの、ここ部分は正直、あんまり、宇宙にいけちゃえばもういいので。人によってその工程を踏まなくても、扉が透けてみえますとか、その世界にすでにいる場合もあるので」

宇宙にいくとは一体?

「そのままボールが宇宙の方に上昇していきます。自分で意識して勝手にイメージしてください。みえるものではないので、勝手に黄金の層を超える!とかって思ってください。みえなくていいので。そこを通過した!っていう感覚をイメージしてください」

イメージとか感覚でいいならなんでもありでは?妄想でいいってことかい。

「白いキラキラの光の中にいるのを自分で想像してください。できましたか?」

「…はい」

こういうしかないよね。進まないもん。

「はい!オッケ~」

オッケ~の言い方がローラっぽい。急に軽くなってきた。安心したのかな。

「今から私のあとに続いて声に出して言ってください」

「私は今からみる人生を~ 私は見届け~~」

これさっき心の中で言ったことのやつか。

彼女に素直に従い、心の中で言ってみた。

「はぁい、大丈夫です。自分で言葉に出していったと同時にもうそのようになってます」

なにが?光の中にいるんかい?

「では今からあなたがリクエストした人生を時間をさかのぼってみにいきます。時空間の真ん中へとおりていくのを自分でイメージしてください」

「…」

イメージってふくらませる力が必要なのでは?想像ができないなあ。どうしよ。

「勝手に連れていってはくれないので」

え?は?ということは全部自分の妄想ってこと?

「自分がある場所に降り立っているイメージしてください。自分の意志で降りていきます。降り立ったところに扉があるとこを自分でイメージしてください。目の前につくってください」

つくってくださいって、、自分の想像力をはかるテストなんかな。

「目の前の扉を自分で用意できました?その扉は石でも木でもなんでもいいです。ありますね?扉が。その扉を自分で開けて入ります」

結構強引になってきたよね?


「手を伸ばして開けるところを自分でイメージしてください。では扉の中に入ります。イチ、ニイ、サンッ!」

「…」

どうすることもできず、無言の私。

「今、あなたは扉の中にいます」

え、そうなの?私の無言の状態を察してか、彼女の宇宙語が数分続く。

~宇宙語タイム~

「今あなたの足元を自分でみてください。みえなければ、水晶のハンドルを使って角度を決めてください。どのような足元がみえますか?」

「……」

「自分の足元をみてください。もしくはどのような感じがする?どのような光景がみえますか?」

やばい、質問攻め。

1分ほど双方無言が続く。

どうやって答えよう??焦る。わからんっていうべき?

ここで、パタパタッと音が聞こえた。

これって、、!手帳型のスマホをパタパタしてる音ではああ??スマホで時間を確認してるのか、すみません。

「自分の足元みえますか?どのような状況か教えてください。どのような感覚がしますか?」

「…何もみえない」

みえないからそう答えるしかないよね。

「そこに立っている感覚はしますか?」

「…わからない」

「わからない?では自分の周りを自分のハンドルを使って、ぐるっと見回してください。上にあげたり、自分で動かしてください」

動かさない私。だってみえてないもん。

「両手に持ってますよね。自分で動かしてください」

口調がちょっと怒ってきた。

「ハンドルを使ってみましょうか。ハンドルを使って、双眼鏡のように」

ハンドルと呼ばれた水晶は手にもっているのがしんどくなってきた。

彼女は常に私の右側にいるので、私の左手の水晶は見えないようにベッドにおいて左手をかぶせてた。

ちょっとこれいつ終わるの、、どうするべきか。すでに1時間経過。

「自分がみえないっていう意識をもったら、みえなくしちゃうので。ハンドルを使って、みる!!と思ってみてください」

結局は、自分次第なのか。みえないのも自分のせいなのか。

「自分の感覚であって、正解はないです。手の中で転がしてもいい。人によってちがうので、使うことでみえやすくなる人もいます」

「……」

「どうですか?」

「……」

「ハンドルの使い方わかります?」

「……」

「ハンドルは使いやすいですか?」

「…何もみえない」

「みえなくてもいいですよ。ハンドルを使ってください」

「ハンドルを使おうとしないとみえないし、感覚を感じられない場合があります」

だってわからない。てかうまくいってないからイラついてきてるよね。

「私はけっこう誘導瞑想だとみえないタイプなの。私はこれだけいろいろみえてるってみなさん思ってるけど。勝手にみえるときはあるけど、自分でみようと思うとみえない。もしかして、○○さんは私といっしょかもしれないなあ。」

そうなのか。みえなくても別にいいってこと?

「ハンドルがちがうかなと思ったら、無理して使わなくていいです」

「ちょっと創造主にきいてみます」

創造主ってなんだろう。誰なんだよ。

1分程度無言の時間になる。

「自分と同じ感覚できいてみてといわれたので。えーっと、自分の守護天使さんに、私の一番わかりやすい感覚でみえたり感じれるように、私の守護天使さんサポートしてぇって心の中でいってみてください。ハイヤーセルフにも、お願いしてみてください」

今度は守護天使とハイヤーセルフが出てきた。

とりあえずサポートしてぇと心の中で言ってみた。

「もう、扉の中に入ってますので、それを自分で感じるかみるかだけになる。状態としては、そこにいるんですね、自分の存在として。自分を感じてみましょうか」

へえ、もう私どっかにいっちゃてるんだ。知らん。

「例えば風が吹いてるとか、たぶんここはこういう場所なんだとか。何でもいいから教えてください。ひとつの何かのきっかけがあるとすごくわかりやすく、ひもがほどけていくようにわかっていく場合もあります」

「…」

「暑いな、寒いなとか、なんでもいいです。何にもないっていう感覚の人もいます。」

「…」

ずっと無言の私。無言だと失礼だな。どうしよう。子どもの頃、黙ってたら怒られたもんなあ。

「今あなたの中にある、私はみえないんじゃないか、わからないんじゃないかっていう不安をちょっと隅っこに置いてください」

「…」

~宇宙語タイム~

そして、双方無言が続く。

えっと、ずっとこのまま?どうしよう。。。

無言の状態が5分くらい続いた。

「では、教えてください。さっきみた扉はどのような扉ですか?」

え?扉の話に戻るの?

扉をくぐった世界にいるんじゃないのかい?

「色とか形とか重さとか、何かわかりますか?」

扉入ったとかもわからないしなあ。

「…」

無言の私。適当に答えたら、ウソにウソを重ねることになるし。

「どのような扉をくぐってきましたか?」

やばい、何か答えないと終わらないのでは!

「……」

「○○さん、意識ありますか~?」

「あ、はい。」

どうしよう堂々巡りだ。

しかし、ここから動き出すのである。

最初の場面

「さっき自分がはいった扉はどのような扉?」

「…まぶしくてみえない」

「おぉ!光だったんですね」

「でも扉だったから入ったって感じですか?」

「…はい」

「なるほど。すごいな。それは」

「自分で開けて入りましたか?」

「…はい」

「まぶしいからみえないのかな?もしかして」

めちゃいいように解釈された、、どうしよう。

みえたというか感覚で、白いという感じがした。

この感覚がただの私の妄想なのかはわからない。

「光ばっかりでみえないのかな。そんな感じします?」

「…白っぽい」

「まぶしい光なんですね。ハンドルをあげて、上をみてください。何かみえますか?」

「…普通に空がみえる」

「みえるじゃん!」

急に軽いタメ語!

みえるというか、そんな気がするというだけ。

ウソついてるといえばそんな感じ。

見上げたら、空がみえるよね、普通。という感覚。

「わかりました。ハンドルを下げて、足元みてください。何色のどんな感じがみえる?もしくは地面」

「…普通に道路」

「コンクリートなんだね。自分の足元の足をみて。靴はいてますか?どんな靴?」

「…白い」

「サンダル?」

「…スニーカー」

「男性?女性?」

「…小さいこども」

~宇宙語タイム~

「今どんな服着てる?どんな感じ?」

なんか、彼女のってきたなあ。

私はこの感覚でしゃべってて大丈夫だろうか。

「想像じゃなくてね。想像じゃなくても自分で思いついたものがそうなので!」

は?どういうこと?みえるっていうことは、自分の妄想がみえているという感覚なのか??

「…たぶんの夏の服」

「色は?」

「…ピンク」

このあたり、まじで適当です。

彼女の方がのってきたので、止められない。

「周り見渡してみて。建物とか人がいるとか」

「…通学路の神社の近く」

「いきなり詳細だね!日本にいるのね。それって知ってる場所?」

「…はい」

「じゃあ小さいときにみた景色?」

「…小さいときに歩いてた道」

この光景はなぜか頭に浮かんで離れなかったので、この光景を話すことにした。

この感覚が“みえている”ということなのか?そういわれたらそうかもしれないけど、感覚で”なんとなく”の感じで話すことにした。

「ひとり?」

「…はい」

「今何しにそこにきてるの?なんとなくの感じでいいですよ。家に帰ろうとしているのかな?」

いや、知らんがな。

「なんとなく感じるものでいいですよ」

「…動けないっていう感じがする」

「動けない!?動けないっていうのはど、どういった?」

何か動揺した?!

「…立ってる感じ」

「誰か待ってるって感じ?他にわかるような情景とか感覚はありますか?」

~宇宙語タイム~

答えにつまったら、宇宙語が始まるのね。

「誰か待ってるのかなあ?」

ウソついてるような感覚もあった。

このままウソをつき続けないといけないような感覚があって、疲れてきた。どうしようかな。

「…景色が変わらない感じ」

「お父さんとお母さんはどこにいるのかなあ?」

「…誰もいない、ひとり」

「さみしい感覚する?別にひとりでいるってかんじ?」

「…はい」

「何かをしようとしてるのかな?何かをみようとしているのかな?感じようとしているのかな」

いや、わからんしなあ。どうすべきか。

数分無言が続く。

「もうね、十分みえてるのでね」

「…動けないって感じ」

「動けなくさせている何かがある感じ?引っ張られてるっていうか、どういう意味で動けないっていう感じがするかな?」

わかんないなあ。感覚だし。

「…」

「怖い感じする?」

「…」

「…暑い感じ」

そりゃ毛布かけられて動けないし、実際暑いのである。

「夏なんだね」

「帰れないじゃなくて、動けないって感覚ですか?」

「…どの方向にも足が向かないって感じ」

「今、どういう気持ちがしますか?例えば、とまどってるとか“無”でもいいし。自分がする感覚、感じる感覚だけでいい。分かる範囲で、何かなあって自分で感じてみて」

「…離れたいけど、どの方向にも足が向かない」

「それはなんでだろうな。神社は関係ある?」

「…神社は嫌かもしれない、行きたくない」

「その神社がいやだけど、どの方向にも足が向かないって感じ?」

「…はい」

「あなたの記憶で昔そういうことありました?」

「…一人で帰ってて、神社のとこ通るのは怖いって思ってた」

「そこの神社にいったことある?」

「…はい」

「何が怖いと思った?」

「…うーん、神社の中っていうか神社の横の道が木が茂ってて、暗くて怖いって感じ」

「なるほど。第3の目で見えてる子だから、いろいろ感じるんだろうね。なるほど。うん、うん、わかったわかった、わかりました」

何がわかったのだろう?

知っている場所が出てきたら、詳細は伝えることができるよね。

場所に伴った思い出もさ。そんな感じで次々話した。

でもその感覚がみえるなのかはわからない。

「金縛りじゃないけど、動けなくなってるって感じ?」

「…」

そうなのかも。わからん。

「今そこで立っててください。そこにいる自分を感じてください。そこにいるあなたの周りにいる必要のない存在を外します。よろしいですか?」

「…はい」

「そこの場で感じてて。お待ちくださいねぇ」

何かがついていたのか?これこそ怖いじゃん。そこで感じてといわれても、なんだろう。どうおすんの。

数分間、沈黙の時間が流れる。

「あれ?この旋律って…?」

彼女がつぶやく。今流れている曲が関係しているのだろうか。

「はい、足を動かしてみて。足踏みみたいな感じで。手も動かしてください。できました?」

「…はい」

わからんけど、わからんとは言えない空気感。

「首を動かして、上をみて~。もう大丈夫だよおおおって上を見て叫んで!」

!!!???急に大きい声でびっくりしたんだけど。

「叫べるはずです」

「…!?」

叫ばなきゃいけないの?嫌なんだけど。

「言えた?」

「……はい」

イエスといわないと進まなそうなので、イエスマンを貫く。

「じゃあ家帰りましょう!」

「完全その世界に入ってますね。早いし、完全に受け取ってますよ」

ええと、これは褒められてる?

イエスマンすぎてもダメなのかな。まあいいや。

「おけおけ、はい、オッケ~イ。ひとつ終わったね!」

え?これひとつ目?まだあんの?どうしよう!先は長いぞ。

「今体軽いね?」

「…ハイ」

「笑ってる?」

「…ハイ」

「オッケ~イ!次の存在に会いにいきましょうか」

「そこの固まっていたあなたを癒しましたので、そこの部分のあなたは終わりです。今そこのあなたがしたかったけど、できなかったことって感じます?あってもなくてもいい。正解はないので」

「…ないです」

「じゃあ大丈夫ね。こうしてほしいってことあります?いま言いたいこととか、もしあったら教えてください。」

「…ないかな」

「オッケ~」

ローラっぽいオッケ~はなんなの。正解はないって言われれば、なんでもありだな。そりゃそうか、まさしく誘導されてしゃべらされているっていう感じなのかな。

ふたつ目の世界

「オッケ~進みましょう!次の扉がみえてる人もいるけど、出てから入り直した方がいい人もいる。どんな感じですか?」

また最初からは勘弁してください。

「…もうあるっぽいです」

「ほら、進み出すとあなた早い!その扉を入りましょう。その扉を開けて~、次のあなたの必要な空間に入りました。イチ、ニイ、サンッ!はい!」

んー相変わらずわからんけど、入ったんだな。

「まず、足元みてください。何かみえますか?」

なんで足元から聞くのかなあ。まあいいや。

「…真っ暗な感じ」

「真っ暗な状態でも少しずつ感覚がそこになじんでくると思うので。もし見えるものがあれば教えてください。温度とかにおいとか、声が聞こえるとか、五感を使って~。音楽がきこえたり、光が差したりとか」

「…」

「なんとなくわかるものから感じていきましょう。」

「…たぶん実家にいるね」

「はや!」

これも感覚で話している。一度実家だと思うと、それ以外の光景は出てこないので、これが“みえる“ということなのか。

「何歳くらいなのかな?」

「…子どもではない」

「成長してるのね。家族だれかいる?」

「…ひとり。おばあちゃんの部屋の隣の部屋にいる」

「www見えすぎ、感じすぎwww」

いきなり笑ってきた。大丈夫かな、これ。

「今は何やってんのかな?」

「…窓の外をみてる」

「今夏とか?夜?分かること、感じることとか、今これやろうとしてたとか」

「…たぶん夜かな」

「何かをしようとしてるのか、誰か待ってるとか?」

「…」

登場人物増やしたいのかな?そうだよね。

誰かいた方が物語が進むもんね。

「もし必要ならハンドル使って~」

ハンドル無理なんだけどな、もう握ってるの疲れた。握力ないし。

「もしそこで感じたりみるものないなあって思ったら、そこ通過してもいいし。なんでそこにしたかったのかなあって、感じたかったら感じてもいいし」

無言が続く。

~宇宙語タイム~

「どんな感じがしますか?正解はないですよ~。感じるものが本物です」

「あんまり好きじゃないって感じ」

「今の状態が?」

「…はい」

「いい感じじゃないのね。なんだろな、それはちょっと気になるな」

これは答えミスったかも?

「その自分自身にきいてみて~どうしたのお?って」

え?なんだ??

「なんか気分悪いことある?どうしちゃったの?って聞いてあげて。何て言ってるかな?」

「…」どうすりゃいいのよ、もう。

「なんか自分でもあまりわからないのかな?」

「…わかんない感じです」

~宇宙語タイム~

「昔から何かわからないんだけれども、あまりいい感じがしなかったっていう感覚ありますよね?」

「…はい」

そりゃあるだろうよ。

「具体的に何ってわからないけども。そのことに関してそこにいる感じで。誰かに何かにどうしてほしいって思う時ある?今どんな感じ?」

「…」

質問攻め。しんど。

「それか、もしこうだったらいいのになとか。原因が何かとか、もしこうだったら楽なのになとか、もしこういう世界があったらいいのになとか、誰かこうしてくれたらいいのかなとか。ジュース飲みたい!とか。今、ぽんって思いつくこと」

え、早くおわらんかなって思ってるけど、言えないし。

「それさえもなかったら、なしでいいけども。現実的じゃなくて、時空間がゆがんでそこにいるので。なんでもいいの。ラクダがいればいいのにとかw。今どうしたい?ほんとにそれだけ」

「…」

「思考を使わないで、感覚だけで」

「…たぶん、助けてほしいけど助けてって言えない」

自分がみえている光景なのか、自分の妄想なのか曖昧な世界を体感していることは事実。

どうしてこの言葉が出てきたのかはわからない。

「わかりました」

わかったの??

「では、今から助けてっていえないあなたに、創造主からの無限の愛をおくりますね」

また出てきた創造主とやら!すいませんねえ。

「そこのお部屋にいてね。順番にやっていきますね」

数分、沈黙の時間が流れる。

「そのときのあなたが持っている私は言えないんだっていう思い込みとか、思考パターンが4つのレベルで同時に引き抜かれ、歴史的レベルで解決され、他のレベルで取り消され、解放されて創造主の光へと送られ、私は助けてほしいときに助けと言えます、助けてくださいって素直に言えます、って置き換えられるようにしてもいいですか?」

「…ハイ」

理解不能である。思考停止のイエスマンである。

~数分後~

「うん、素直だからね、もともとがね。早いよね、うん。それをさせてもらいました」

素直だって、褒められたよ。

「今この状態で、今感じてみてください。私言えないって思ってますか?誰か助けていってみて。」

「…」え?言うの?

「言えるよね。その場で言ってみましょう。助けてぇ~~って言ってみて。」

「…!」言うべき?恥ずかしいな。どうしよ。

「自分から誰かの部屋に行って助けてって言うのかな?どのような行動に出てますか?」

「…」

「それか助けてって言えるって自分になってるって思えば、助けてほしいって思わなくなってるっていう場合もあります。すでに解決されているから。」

「…外に向かって言ってる。」

「言えてるのがいいね!オッケ~!」

「何を助けてほしいって思ってるかな?それを言えたら他に求めることが出てきたり。もっと伝えたいことあるよとか」

「…」

~宇宙語タイム~

「どんな感覚がしますか?他の光景しますか?」

他の光景にしますか?って他のメニューにしますか?みたいにパッと変えられるんかい??

「…部屋にいない感じがする」

「さすが早いですね!」

あくまで“感じがする“なので、なんで?と聞かれてもわからない。

みっつ目の世界

「今どこにいますか?もしくは何かみえるかな?扉を出て、次のところにいっている場合もあります。感じるもの、みえるものなんでもいいですよ」

「…外にいるけど、実家にいる」

「誰か待ってるのかな?外の空気を吸いにいったのかな?どんな感じかな?なんでもいいですよ」

「…歩きたい」

「歩いてください。いきたいとこあるかな?会いたい人いるかな?いきたい場所があるのかな?なんとなく歩きたいのかな?」

「…」

質問攻め。しんどいので無言。

「エネルギー動き出してますね(ぼそっと)」

「??!!」

「いいですよ、今感じてみてください。ちょっと揺れます~光送ってますからねぇ~。みえたり感じたりしたら教えてください。私は光を送ってますよ~」

また揺れを感じて、再びごく薄目開けてみた。また舞い踊っている!!えっと、止めた方がいい?パワーストーンブレスのカチカチ音が続く。服のすれる音、空気を切る音、人が動いている空気感。

どうしよ、、ダンスが止まらない。

~宇宙語タイム~

宇宙語もプラスされた!どうしよ、ダンスが止まらない…!

「はあ~い。今どんな場所でどんな感じのことをしてますか?」

あ、CD一周したわ。再びボサノバ。

「…」

「全く場面移り変わってても全然おかしくないので」

息切れてるよね。そんなにダンスさせてすみません。

「…実家の近くにいる、外に…道路にいる」

ダンスが気になって、場面がそのままよ。まあいいや。

「歩いてるのかな?」

「…はい」

「あれからずっと歩いてるんだね。今気分はどうですか?気持ちいい?それともどよ~んて感じ?それかどこかに向かってる感じ?歩きたくて歩いてるかんじ?今の気分はどうですか?どんな感じ?」

答えの選択肢をたくさん出されると、返答しづらい。

「…軽い感じ」

「顔は笑顔になれる感じ?ちょっと二ッて笑ってみて」

え?従わないと終わらないので、口角を軽く上げた。

「じゃあ大丈夫だね。そこの時点のあなたがやりたいこと、やりたいけどできなかったこととかありますか?」

「…何もない」

「はい、オッケ~イで~す。最後にもうひとつだけ会いにいきましょうか?」

え?!!もう無理、、。

「どうしましょう?会いにいこうと思います?」

「…もう大丈夫っぽいです」

「オッケ~イ!じゃあ今から学びを受け取ってもらいますね。」

いよいよフィナーレかなあ。肩、腰が限界なのである。

現在の自分へとつながる手続き

「では、今ね、最初の小さいあなたと、二人目のあなたが学んだことや経験したことを、感覚、感情を今のあなたが受け取り、今のあなたの人生に反映させてもよろしいですか?DNAを通じてこの学びと経験を今のあなたの無限の可能性として与えられるようにしてもいいですか?」

「…ハイ」

何を学んだのだろうか。最初の方に言っていた有益で最善の何かは得られたような気はしない。

「わかりました。そのようにさせてもらいます。お待ちください。」

数分沈黙の時間が流れる。よかった。これは寝ているだけで済みそうだな。助かる。

「では小さいあなたと大きくなったあなたから実際に受け取っていただきます。感じていただきます。誘導しますので、イメージしてください。今、その道路から場面が変わります」

嫌な予感。まだしゃべらないといけないのか。

「切り替わりまして、小さい自分と歩いているもうひとりの自分が目の前にいます。どのような表情してますか?」

「…楽しそう」

雰囲気で答える。

「その二人は何か手に持ってますか?そのふたりに握手かハグかしたいことをしてあげてください。大丈夫って思ったら教えてください。」

「……もう大丈夫です」

今回はすぐに返事できたぞ。

「最後にその二人にバイバイって握手して~。握手したところから風船がのびてます。もうひとりのあなたに、ありがとね~経験ありがとね~と言って、握手してその手から風船が伸びてます。左手にふたつ持ってください。何色ですか?」

「…赤」

手から風船がでてくるの?

風船といえば、赤以外が思いつかない。

「扉を出ます。風船も引っ張って出してださい。扉を~閉じて~。風船をありがとうって放してください。」

ようやく終わるかな。

「はあい、オッケ~イで~す。今から戻りましょうね。今から、白く光るキラキラした光の中へと入っていくのをイメージしてください。イメージですよ~。無条件の愛が体の細胞ひとつひとつに、透き通るように通っていくのを感じてください。そして心の中で言ってください」

「すべてがそうなりました できました できました できました」

「…」

終わったわ。早く体動かしたい。

結局“みえる”ってイメージするってことなのか。

イメージしてってずっといってたし、自分が話した光景もイメージしたものといえばそうだし。

「はあ~い。そして2021年7月20日に戻ってきてください。戻ってくるよって自分で意図したら戻ってきます。はいっ!」

「…」

自分で意図するって、自分の意識次第なのか、結局は。

「あなたは今ヒーリングスペースにいます。はい、深呼吸して~。はい、ゆっくり目を開けてください。はい、戻ってきました。お疲れさまでした」

ここまで2時間かかっていた。長かったなあ。こんなもんなのか。

「石をゆっくり外していきますね。ぼぉ~としててくださいね」

まだ起き上がれない。自分の体の上と周りとベッドの周りにたくさん石が置かれているんだった。これこそどんな光景かみたいなあ。

本当にゆっくり片づけているので、ここだけで5分くらいかかっている。

「は~い、自分のタイミングで起き上がってください」

すぐ起き上がる私。やっと起き上がれた。。。肩とか腰とかしんどい。ずっと流れていたピアノサウンド系のBGMの音量が上げられる。白湯を出されて飲む。しばらくぼぉーっとしておきたい気分である。

「エネルギーが回るから、ゆっくり飲んでね。お疲れさまでしたあ」

アフタートーク

ここから彼女の感じたことや“降りてきた”メッセージを伝えられる。

ある意味、ここの部分が重要なのである。

「あなたはキラキラの天使って感じ。」

「ははっ(愛想笑いの私)」

「かけてたCDってすごく高波動なの。最初来たときにかけてたCDと変えたのね。今のこれはどっちかっていうと暗い感じ。最初のは”陽”って感じ。でもなんか今日はこの暗い方なんだよなって思った。なんだかわからないけど」

「…そうですか」

「これ一曲だけちょっとちがうテイストのものが入ってるんだけど、その曲の時にちょうどヒーリングだったの。最初の神社の場面で。曲合わせてやってるわけじゃないで。うまいこと必要になってる。全部必然だね。インスピレーションよ」

そういわれたらそんな気がしてくる。

「タイムリーに共鳴して、その曲がヒーリングと同じ役割をしてくれる旋律なの。ヒーリングしてる途中に気づいたの。全部必然だね」

思いついたかのように、目の前にパワーストーンが並べられる。

「波動だけでもいただけるから。きれいでしょ~。持って見てるだけでも波動が上がるんです」

それはアンダラクリスタルと呼ばれる石で、一見ガラスにしか見えない。

真っ赤とか、真っ青とか色があまりにもパキっとして天然には見えないので、思い切って聞いてみた。

「あのー、赤とか青とか天然でそういう色があるんですか?」

「すごいよね。きれいでしょ~。これとか、大きいけど大きさのわりに軽いの」

持たせてくれたが、よくわからない。

ガラスのかたまりといえばそんな感じもする。

(気になる方は“アンダラクリスタル”で画像検索してください)

「で今日ね、みえない~わからない~っていってるときにね、今の状態のあなたをよりサポートしてくれるクリスタルは他に何がありますか?ってきいたの。そしたらこの石だったの。うすいピンクみたいな。ピンクのアンダラだった。くすんでるピンク、この子をハートチャクラに置いたんです」

うなずくしかない私。

「やさしいんだよ、この子たち。レムリアだから。見てるだけでも触ってるだけでも波動調整ができるんです」

わからないけど。これ買わされるパターン?買わないよ。

「ちゃんとみえましたよね?私はそう感じました」

ここでちゃんと答えてみる。

「えーと、そうですね。みえるっていう感覚がわからないから、自分でイメージしてみえてる感覚なので、誘導されてみえてるのかどうかわからなかったです」

これはうまいこと言えたのでは?

本当にそう感じた。

「そう!わかるわかる。私はね、そういうことして見える人じゃないから、すごいわかる。ぶわぁってみえる人はいるの。ここってさあ、要は感じる感覚でみえるっていう感じ。あれがみえてる状態って。めっちゃみえてる、そうなんだってわかるんです。ここはこうなんだって感覚的にね。わかってるっていう感覚が。それでいいの。逆にそれに知ることも今できたし。そういうものなの」

彼女は感覚的に話しているので話す言葉も感覚的である。

「急に神社とかいってきたから、めっちゃ受け取ってるじゃんって思ったんですw。完全に自分の幼少期のころの自分に戻って、そのときの感覚を今の自分が感じて、癒したり、そのときに必要な癒しをして帰ってきた。それが必要だったみたいですね。魂の目的とか、何をやるっていうよりもそれに行きつくまで、そこが大事だったみたい」

「今どんな感じがします?今怖いって感じする?もともと怖いって意識としてはあったのかな?」

現実世界でも質問攻め。

「…はい。小さいときを思い出すと、怖かったのかなって思う」

「うんうん、潜在意識としてあったってことだね。今怖いって感じないね?今誰かに助けて~っていう感じはないね?」

「…はい」

「そこでその自分を癒して帰ってきた感じかな。たまたま実際の自分の今世にいったパターンだね。全然ちがう国とか男の子の人もいるよ。未来世にいく人もいる、どっちにいっても自分をつながっているからね」

私の思考が追い付いてないけど、トークは続く。

「結局自分の中でトリガーとなってたものが、そこを癒せば今も癒されるというところがあるから、多いからね。意識してこうってしてない部分だけれども、何かがちがう、何かが外れたとか変わったとか。うまく言葉にならない感覚の部分がどうにもならない部分とかにつながっている。それをひとつひとつ外していくの。解決じゃなくて、ただ癒すだけ。問題じゃないから、ただ自分がそこの経験をずっともってちゃうと、他のものを付着させちゃう場合があるから、心配とか不安を」

結局、道筋を示してほしかった私の求める答えではなかった。

過去を癒して、今の自分はどうなるのだろう。

「最初の扉がみえないっていうのは、みえてたけどただまぶしくてみえなかったって言ってましたね。みえるっていう感覚がわかんなかったっていう部分」

「…そうですね。」

「みえるとか感じるってそういうふうな感覚なんです。そういうふうに考えて、これからの現実の生活になったときに、なんかね、今まで感じてたことと、このみえるとか感じるっていう感覚が重なる部分がある。こういうことかな?とか、今まで当たり前に思ってたけどこの感じる感覚って、ここで寝てたのとみえるとかの感覚とつながるなとかね。微妙に自分にしかわからない感覚とかニュアンスをぽんって思い出して、つながったりすることが出てくるかもしれない」

「いつも誰にでもこういう説明をしているわけではないから、つまりそういうことなんだと思う」

私に必要なメッセージってことか。

「誰にでも同じ説明をしてなくて。○○さんはたぶん、いろんなことを思いながら、感じながら生きてきたと思います。それをいちいち人に説明するわけでもなく、誰かに聞くわけでもなくただなんとなくふ~んって感じながら思ってたことが、自分で感覚を思い出すっていうこと。きっかけのひとつになっていくことにもなる。みたことピンポイントで拾っていくことだけじゃなくて、やったこと。当然自分でチャクラを回してるから、自分で整えてるから」

ふんふんと聞いている私。

“いちいち人に説明するわけでもなく、誰かに聞くわけでもなく“の部分が昔の自分を思い出させる。

そんな感じだったなあって言語化されると分かる部分がある。

「自分で意識して回転させていくってことをやることによって、チャクラも今日すごい活性化されてるし、すごいきれいに整ってます。ただ寝てたようだけど、ものすごい今日してるんです。全部が合わさってなんとなく感じてたこと、感覚的に見えてたことを思い出したり、つながったり、外れてた線がピーンピーンってくっついたりとかする部分がよくあるから。より受け取りやすくなるし、より感じやすくなる、より思い出しやすくなります」

私の頭が追い付いていないが、次々と話は進む。

「思い出していくことだけなんです、私たちって。すべて必要なものは備わってるし、知っているから。今三次元的な具体的な何かの行動とかっていうのも、魂が少し安心してるっていう感じが、自分自身によりつながることをしたことによってね。魂が焦ってるっていってたけど、安心してるって感じがする。どんな感じがしますか?」

「…そうですね。答えがほしかったけど、まあべつにいいかなって感じ」

「この前の人にもそんな感じのこと言われたの。聞きたかったことがあって、その答えがないことが答えってことを受け取って帰ることができましたって。答えって探してたものが答えじゃなかったってことかな。わかりたかったことを、それはわかるわからないというものではなかったっていうことを感じることができたかもしれない。答えを知りたかった、受け取りたかったけども、そういうものではなかったっていう元を受け取ったってことかな」

わかるわからないという問題ではないっていことか。

「不思議だよね、この世界。人間が感じる感覚って。言葉でほしいとか、わかりやすいなにかでほしいってだれでも望むし、求める。当たり前だよね、人間は3次元で生きてるから。言葉とか物質とか。そういうものであったらわかりやすいからね。味とかも。つかめないものなんだろうね、でも受け取ってるものなんだろうね」

彼女のトークは止まらない。私は相づちしかできない。

「チャクラがどうのこうの、ってイメージしているだけで、実際チャクラを取り出して、これですって見えるわけじゃない。私はみえてるけど、イメージでみえてるだけなんです。物質として回っているわけじゃない。何かを持って帰るわけじゃない。整ったチャクラのギフトボックス開けたって何か入ってるわけじゃない。明確なわかりやすい答えを、今回のことで期待をしてたかもしれないんだけども、天使とかハイヤーセルフが今日必要としたギフトはこれだったっていうことだね。だからこれが起こったっていうこと。私もコントロールできないから」

彼女は急に黙り、目をつぶった。なにかとコンタクトをとっている様子。

「あのね、彼女は(私のこと)ほんとに自分の思ってる以上にめちゃめちゃいろんなことを感じてめちゃめちゃいろんなことを受け取っているからね。まあそうだろうなって思ってたけど。それを伝えてあげてっていわれた。そのことを何かわかんないけど、自覚する、あぁそうなんだなって。自分でみえたり、感じるってわかったでしょ?」

「…まあそうですね」

「みえない、感じない人っていないからね、私がこれやって。絶対ないから。ヒプノセラピーとか、みえなかったらお金どうするんですかとかあるんです。私はオリジナルの誘導をするから、つなげてるから。絶対いないんです、みえない人って。私は確信してるし、クライアントさん能力も信じてる。そんな人しかこないし、やらないんです。必要なことしか起こらない」

ここで私はまともにしゃべる。

「最初神社のところがみえたときに、たぶん想像かなって思ったけど、ずっとその光景がみえてて、じゃあこれなのかなって」

「うん、疑うよね、最初は。そう思いたいだけなのかなって。だけどずっとぶわってきてるんだよ。勝手にくるってことは、精査して使いこなすようになったってこと。私の邪心でそう思ってるだけとか、思いたいだけからとかすごい疑ってたけど。まあそうなんだよってことがあって、それを伝えてるの。じゃあ最初からみえてたってことだよね?」

「…はあ、まあ」

「わかんないってずっといってたから、聞いたの、創造主に。みえないっていってるあなたをサポートするために、私がなにかできることはありますか?ってね。そしたら、彼女を信じてあげるだけって」

「…」

「そこで私が思っちゃったらそうなるから、逆にね。私が誘導してるから、私が疑っちゃったらそうなるから。わかってるんです。何回きいてもそれしかいわれないの。だから何にも不安はありませんでしたよ。宇宙語とかでサポートしたり、そこしかないんです。だって実際わかってるから。わかってるっているのを自覚させてあげるっていうだけの話、私ができることは。それ以上みさせようなんてすることは、何もないから」

「…そうだったんですね」

「うん、信じてあげてってそれしかいわれなかった。自分が思っている以上にいろんなことがわかって見えている人なんですよ」

「この匂い好き?」

「はい」

ここで急に話は変わる。

「これさっき使ったもの。このオイルをミニのスプレーにすることもできる。このオイルは第二チャクラ。第二チャクラってすごい大事。よろこびとか性エネルギー。生きること、聖なること、仕事とかキャリアにも。エネルギー的にも持続するんだけども、その香りっていう嗅覚がより潜在意識に働きかけるの。香りっていいんだよね」

本当にこの香りが気に入ったので、スプレーにしてもらうことにした。10㎖くらいしか入っていない小さいスプレーボトルである。オレンジ系の香りではなく、なんというのか、ハーブというのかすっきり系の香りだ。

「気持ちよく使ってください。セッションで使ったものを持ち帰ってもらうのはいいことです。セッションの効果が継続しますからね」

このスプレーは900円なり。やや高い気はするけどぼったくり感はない。精油自体高いので。

この香りは本当に癒されるので、スプレーボトルごとしょっちゅう匂いを嗅いでいる。マスクにスプレーしたり、実際活用している。

「アンダラクリスタルはいつかひとつはあるといいね。色違いでそろえる人もいるよ。こんなに重いのに軽いし。これは火山質のガラス質。あったほうがいいよね。さっき、体の周りに置いたときに、あ!って思ったの。これあなただって」

えーと、これ買うべきなのか?こんなふうにいわれるとほしくなるなあ、買わないけど。さらに彼女のトークは続く。

「あ、ひとつプレゼントします。これ鏡。鏡って反射するよね。跳ね返す、邪気も跳ね返すの。あなた

敏感なんだよね。だから邪気除けみたいに使えるから」

最近知ったけど、どうやら私は繊細さん体質らしい。気にすると言い訳になるから、自分は傷つきやすいなんて。だから気にしないようにしてた。

「私はね、エアーでここの部分(胃のあたり)に鏡を授かってるの、それから全然憑依しなくなった。ほんっっとに霊媒体質で大変だったけど、ありがたく授かってから全くしなくなったんです」

憑依するのか。こわいな。そういえば、彼女は電車に乗れないって言ってた。人が多いところは無理らしい。

手のひらサイズの六角形の鏡をもらう。アルミでできているやつなので、軽く、割れないので安心である。

「私のとこにくるお客さんて、敏感で直感タイプの人ばっかりなの。だからみんなに渡してます」

再び、目を閉じてだれかとしゃべっている様子。

「そうなんだよね、、だからね、もっと自分の感覚にほらほらそうそう、自信をもってその感覚がなにっていうのもわかんなかったっていうのもあると思うけど。わかるわかる。今日これをやったことによってその、こういうのってこういう感覚なんだっていうのがなんかない?」

「…えーっと、自分で妄想と思ってたことが実はみえてる感覚ってこと?」

「そうそう!そこの部分が今日なんとなくこれちがうんだ、これもそうなんだってどっかでなんとなく思い出しながら、ってことは今までもあれもそうなんだとかなとか、昔からのあればそうなのかなとか、そういうふうに感じる思い出すこともあると思う。たくさんね」

「もともと回路がつながっているところを自覚するんだよ。今まで勝手に引き出し、いやこれ妄想ってボックス、これ思考のボックスとか勝手にカテゴリーに仕分けしてたのが、これ全部ちがってたんだよみたいな。そういうところが出てくると思うよ」

「……」

「自分の感覚に自信をもつ、自覚するっていうのを今いわれました」

うなずく私。

「ずっと私がしゃべっていることって、降りてきて話してる感じ。今話しながら、そうだよねって私も理解している感覚なの」

「必要に、自然に、なるがままに。考えてやることじゃないから。思ったらそうなるみたいな」

「あなたはやさしいし、女性性もあるけど、勇敢なところもある。やっぱり過去世にどこかに戦士だったとか、剣に関することを教えたりとか過去で持ってたことがある人だから。魂が。なんとなく自分でもわかると思うけど」

「…はい。わかる気がする」

現に私は女性だが、周りにびっくりされるほど大胆になるときもある。勇敢っていわれるとなんかうれしい。

「王子様的なところもあるからねw」

王子様!そうなのかあ。あやしいなあ!まあなんでもいいけど。

「鏡は外側に向けて。反射するように。それと、セルフケアしてあげてください。なんとなくわかると思うって今きた」

今きたって彼女はいう。メッセージが降りてきたってことである。とめどなくメッセージが降りてきて話し出すので、帰るタイミングが分からない。

「体動かしてあげて。関節をまわしてあげて。全部つながってるからね。肉体は魂の殻だけど、やっぱり肉体が滞れば魂にも影響するし。すごく大事。運動してるだけでチャクラ整う感じ。そのくらい関係があるよ。鍛えてる人ってなんか元気じゃない?体鍛えることでチャクラが整う。そのくらい大事。簡単に整えられる、体動かすだけで」

「えと、では帰ります」

ようやくお金を払い立ち上がる。

「最後に、一言どうぞ」

え?最後にインタビュー形式?

「えーと、落ち着いたって感じです」

「魂が安心したって感じだね」

私の正直な感想として、一度ある光景が浮かんだら、その光景が消えなかった。他のことを考えたとしても、その光景がずっとみえていた。光景の何かが変わったり動いたりすると、イメージとして頭の中に浮かぶ感覚があった。

この感覚が“みえる”ということかなと感じた。自分の想像かもしれない。ウソかもしれない。しかし正解もまちがいもないのである。

感覚と想像の線引きができなかったのである。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。体験した誘導瞑想はオリジナルの方法です。正解かどうかではありません。