【プレミアプロ】プレビュー画面がしましま?黒い?原因と対処法を紹介!

くらし

私の発見がもしかしたら誰かの役に立つかもしれない第3弾!

過去記事はこちらの2つ(意外に読まれています)

>>>Photoshop「お使いのグラフィックプロセッサーは、互換性がありません」解決方法を紹介

>>>Gmailが開けない!「このアカウントは一時的にご利用いただけません」原因と対処法を紹介

ある時、Adobe Premiere Proを使用して動画編集をしていると、プレビュー画面に異変。昨日まではなんともなかったのに、急に暗くなった!

しかも、あるエフェクトが適用されている場面を再生するとプレビュー画面がしましまになる。

「きのうから何かしたっけ…」

最初に結論。原因はグラフィックボードをアップデートしたからでした。

この記事では私が試した対処法と解決法を紹介します。

※体験談ですので参考にされる場合は自己責任で対処をお願いします。

OS:Windows11
スペックは Core i7,メモリ32G,ストレージ1TB
GPU(グラフィックボード)はNVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU

プレビュー画面がしましま・暗い

昨日まではなんともなかったのに今日になって急におかしくなったぞプレミアプロさん。

プレビュー画面が暗くなる。

再生するとプレビュー画面がしましまになる。

こんな感じです。(画像はこの記事用に作った適当なやつ)

本来はこんなに暗くありません。

全体ではありません。ある特定のエフェクトがかかっている場所、そしてAfterEffectsの素材を入れている部分のみおかしいのです。

エフェクトはレンズフレア(きらりんと光りがテロップを横切る)やズームイン(テロップが画面外からドドンとはいってくるやつとか)

このような重いエフェクトのときです。

つまり、処理が重くなっている部分のみがおかしい。

動画を書き出ししてみるとなんともない。暗くもしましまにもなっていませんでした。

つまり、これはプレビュー画面の不具合だと判明。

ちなみにプレビュー画面の解像度は常に1/2にしています。

書き出して問題ないならいいけど、やっぱり気持ち悪い。

試した対処法

検索しても私と同じ症状が出ている情報が出てきませんでした。(だからこの記事を書きました)

それっぽい対処法をいくつか試しました。

再起動

何はともあれ再起動。プレミアプロを再起動。でもダメ。PCを再起動。でもダメ。

キャッシュの削除

これもよく行う対処法。

プレミアプロの編集タブ→環境設定→メディアキャッシュ

「メディアキャッシュファイルを削除」の削除をクリック→OKをクリック

でも変わらず。

キャッシュを削除して不具合が直ったことはあんまりない気がする。。

レンダリング

重くなっている部分のみプレビュー画面がおかしいので、レンダリングを実行。

(通常、編集が一段落した後や書き出しの前に行います)

タイムラインの秒数が表示されているところが赤くなる場合があります。これは重くなってリアルタイムで処理できないからです。

赤くなっている部分をまずは解消しましょう。

やり方はタイムラインが選択されている状態で、enterキーを押すのみ。赤から緑もしくは黄色に変わってレンダリング完了。

これで大丈夫だろうと、プロジェクトファイルを閉じて再び開いてもだめ。むむむ。

プロジェクトファイルを開くときはフォルダ内からダブルクリックで開くのではなく、プレミアプロを立ち上げてから、フォルダを開くクリック→該当のファイルを選択して開くようにしましょう。重いのでこの手順で開く方がスムーズです。

原因はグラボのアップデート

検索を続けていると、ある情報が目に留まりました。

「レンダラー設定」

この設定を「ソフトウェア処理」にして軽くなったという情報を発見。

プレミアプロのファイルタブ→プロジェクト設定→一般

レンダラーのところをクリックして確認。通常、高速処理(CUDA)になっています。

変えちゃって大丈夫か??と思いつつ、ソフトウェア処理ではなく、OpenCLにいったん変えてみました。

すると、プレビュー画面が正常に戻りました!

しかしですよ。通常このCUDAの設定にするんです。これ変えちゃうとなんかまずいのでは?と思いました。グラボの意味なくなるのでは…?

そこで思い出したんです。

「これってグラボ関係ある?そういえば、グラボをアプデしたわ」

(PC素人なのでこの辺はつっこまないでください)

原因の切り分けがここでようやくできました。

「再生すると急に音声が一部消える」「書き出しがものすごく遅くなった」という現象が起きました。原因はレンダラーがOpenCLになっていたためでした(この記事作成のためにさわって直してなかった)。15分の動画の書き出しは5分程度ですが、30分とかになってびっくりしました。

グラフィックボードのダウングレード方法

原因が判明したので、最新版から1つまえのグラボにをダウンロードしてインストールする必要があります。

方法は簡単です!

グラボの種類を確認

まずはどんなグラボだったか確認しましょう!毎度忘れるよね。

確認する方法は2つあります。

タスクマネージャーから確認

タスクバーのWindowsマークを右クリック→タスクマネージャー

左の「パフォーマンス」をクリック

GPUをクリックすると画面右上で確認できます。

NVIDIAコントロールパネル

デスクトップ右下から「NVIDIAコントロールパネル」をクリック

左下「システム情報」をクリック(はしっこすぎて分かりにくい)

そうすると、ドライバのバージョンとタイプもこちらで確認できます。こちらのほうがおすすめ。この情報があとで必要になります!

※アイテムのところ、G…までしか見えていませんが、カーソルをアイテムのところに合わせるとすべて表示されます。

NVIDIAドライバーのページからドライバをダウンロード

こちらのページからドライバをダウンロードします。

>>>ベータドライバ&過去のドライバ

通常のダウンロードページではなく「ベータドライバ&過去のドライバ」のページです。

製品タイプなど、先ほど確認したとおりにタイプやシリーズなどを選択して「探す」をクリックすると、このようにダウンロードできるドライバが表示されます。

Windowsドライバーの種類:DCHと標準って?
DCHと標準とのちがいはインストール方法のみです。古いPCでなければDCHを選択。

先ほど確認したバージョンの、1つ前のバージョンでよいと思いますがこちらはご自身の判断で決めてください。

動画編集、デザインで使用するPCなら「Studio」のドライバを選択しましょう。

ダウンロードをクリック

するとこんなのがダウンロードフォルダにダウンロードされるのでこれをダブルクリック。

あとは案内のとおり「はい」(だったかな…)などをクリックしてインストール完了。

念のためPCを再起動。

グラボの種類を確認したように、グラボのバージョンが変わっているか確認しましょう。

これで解決できました!

最新版をアップデートする際は要注意

私はプレミアプロとフォトショップしか使用しませんが、自動更新はもちろんオフにしています。

いただいたプロマネのバージョンが最新だったタイミングでアプデをしています。

アプデしないといつかは不具合が起きてしまうようですが、メッセージが出たからといってすぐにアプデしないようにします。

アプデを行う場合は、仕事が一段落したときにしようと決めました。

Windowsの更新もすぐにしないよね。

不具合が起きると焦りますが、情報を探して解決できたときはひとつ賢くなった気分ですわ。

この情報がどなたかのお役に立てば幸いです!