「翻訳を仕事にしたい」
英語学習者や英検を持っている人なら、一度は考えたことあるでしょう。
私もそうでした。
でも難しそうだし、どうやって?と最初の一歩はなかなか踏み出せませんよね。
- 翻訳ってやってみたいけど、どうやってはじめたらいいんだろう?
- 翻訳の通信講座ってどうかな?
- TOEIC750あるからできるかな?
本記事では私が挑戦したDHC翻訳通信講座を紹介します。
しかし失敗談です。
「受講生の声」というのはいいことしか書いていません。
実際に体験した感想を紹介します。
英語学習歴は大学での専攻、留学経験あります。
仕事では英語を少し使う事務の経験がある程度です。
TOEICはピーク時で800後半です。
リサーチと腕試しをしよう
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学ぶはまねるです。
前を進んでいる人からの経験を知っておきましょう。
でも周りに翻訳者の方はいませんよね。
ネットやSNSで情報発信されている方はいます。
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でもだれから学んでいいかわからないし。。
いろんな人から情報をつまみ食いしてしまうと、結局全部中途半端になってしまいます。
そこで、書籍です。
翻訳辞典でリサーチしよう
本は網羅的、つまり全体を見渡して体系的に学べます。
ちょっとしたポイント解説している情報より、役立つのです。
最初のとっかかりとしては最適ですよ。
おすすめはこちらです。
アルクから年1回発行されています。
ネットで検索してみてください。
翻訳学校のサイトなどが出てきます。
お客さんを呼びたい「発信者」側の情報だということを知っておきましょう。
広く調べたい場合はこの「翻訳情報誌」が役立ちました。
- 翻訳学校や通信講座の情報
- インタビュー記事や翻訳のヒント
- 誌面で行われる翻訳コンテストの情報
- 他の翻訳コンテストの情報
- 翻訳者向けの仕事情報
料金など細かく掲載されています。
一冊買ってみて検討してみることをおすすめします。
ただし、大きい本屋さんでないと置いていません。。
でも学校に通うのってハードル高くないですか??
通信講座がおすすめの理由
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ちょっとやってみようかな?
このくらいの軽い動機ではないですか?
お試しのつもりで、通信講座は最適です。
考えてみてください。
お金と時間、そして自分のやる気を天秤にかけてください。
モチベを保つために通学はありです。
講座終了後は、紹介してもらえるとか特典がある学校もあるでしょう。
しかし保証はありません。
「翻訳辞典」を見るとわかることです。
学校は都市部にしかありません。
そして高いです。
入学金が必要な学校もあります。
少なく見積もって10万以上かかります。
まずは翻訳が自分にできるか、通信で試してみるべきです。
私は通学にかかる時間とお金をつぎこんでも、続けられるか心配でした。
お試しのつもりで、通信講座を始めてみるのです。
それでも不安な人は、翻訳コンテストにチャレンジしましょう。
翻訳コンテストで腕試し
翻訳コンテストは「翻訳辞典」の中で開催されています。
字幕・出版・実務翻訳のジャンルがあります。
字幕翻訳部門:1~2分
出版・実務翻訳部門:誌面(B5)1ページ(A4でいうと2~3枚くらい)
正直、これくらいの翻訳ができなければ無理です。
英語力どうこうではなく、苦痛と思わないかどうかです。
翻訳の道を究めるかどうかの判断ができます。
私は何度か応募しました。
もちろん大賞なんかに引っかかることはありませんでした。
ほぼ途中で挫折して、応募さえしなかったこともあります。
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まあでも、勉強してみたら、うまくなって楽しくなってくるかな。
こんな軽い気持ちでした。
そして、比較的安めな「DHC翻訳講座」を試してみたのです。
DHC翻訳通信講座体験談
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私の体験を紹介します。
でも失敗談ですよ。
中級コース選んで失敗
翻訳初心者なのに、中級の講座を選びました。
選んだ講座はこれです。
英日マルチジャンル翻訳コース 51,700円
- テキスト4冊(テキスト1冊につきレッスン10回)
- レッスン1回:英文180ワード程度、日本語にすると500文字程度
- 課題4回(英文の量はレッスンよりちょい長め)
- 質問できるカード4回
- 4ヶ月+期限延長さらに6ヶ月 (例えば1月スタートで10月までは課題を添削してくれる)
参考元 → DHC翻訳通信講座一覧 テキストの中身も一部見られます。
初心者なのに、中級の講座を選んでしまったこと自体失敗でした。
講座ごとの目安のTOEICの点数の記載はありません。「あまり気にしなくても」という回答です。英語力は英文にたくさん触れて読み解くことで高まっていくのです。個人的な感想をいえば、英語アレルギーがある人は無理です。参考元:よくある質問 ⇒ どのくらいの英語力が必要?
失敗?思ってたんとちがう点
あれ?と思ったことです。
- 全部手書きで手間がかかる
- 日本語がわからない
- リサーチ力不足
テキストはすべて処分してしまっています(写真が載せれずすみません)
全部手書きで手間がかかる
テキスト左ページに英文、右ページに訳を書き込むスタイルです。
ページをめくると、解説と訳例が載っていました。
課題も訳を手書きで書いて、郵送でした。
そして昔やっていた赤ペン先生のように、赤で直されて返送されてきます。
途中から手書きが本当に面倒になりました。。
最後の方はかなり雑な、読めない字になっていました。。
今思えばワードを使えばよかったなと思います。
課題だけ手書きすればよかったです。
日本語がわからない
翻訳初心者の典型的なつまづきです。
英文はそれほど難しくはなく、理解はできます。
しかし、翻訳となると英文の読解ができるだけでは無理です。
和訳とは異なるのです。
日本語力、文章力がめちゃくちゃ必要なんです!!
英語はそれなりにわかっているし、というプライドがあったでしょう。
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意味わかるし、できるでしょう!
完全にたかをくくっていました。
問題はそれだけではありません。
リサーチ力不足
リサーチ必須です!
とにかく細かく細かく調べるという作業が必要で、とても重要です。
知っている単語といえ、おろそかになってはダメです。
固有名詞や、単語の意味はもちろんのことです。
日本語の言い回しが正しいか調べることが必須です。
例えばオーストラリアについての文章であれば、オーストラリアのことを徹底的に調べることが必須です。
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なるほどーそういう表現をするのか!
あれ?と思ったことは確かにありました。
でもおもしろいなと思ったことは、もちろんあったのです。
しかし「知るは不知のはじまり」です。
どんどん気持ちが追い込まれていったのです。
自分の日本語力、文章力、リサーチ力不足をひしひし×100 思い知りました。
学習時間の目安もこなせず挫折
学習時間の目安は「1日50分」でした。
最後の方は、50分どころかモチベーションがだだ下がりでした。
最初のレッスンでは、おかしい訳を直していくだけです。
日本語を直していく感じです。
このあたりは楽しめました。
しかし、まったくの初めから訳すレッスンになってくる、とてつもなく時間がかかっていました。
さらに、訳した文章を手書きで書くという作業も重なり「嫌だな」が積み重なっていったのです。
結果、適当に進めていきました。。
答えが次のページに載っていると、見てしまう。そして真剣にやらなくなる。
あるあるですよね。。
4回の課題をこなすのに精いっぱいでした。
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お金払ったんだから、課題くらいやらなきゃ。
こんな人にはDHC通信翻訳講座はおすすめ
- 翻訳コンテストに取り組むのが苦じゃなかった
- 細かいところまで調べるのが好き
- かなり忍耐強、勉強し続ける向上心がある
憧れていた翻訳の仕事は無理だと思いました。
やはり甘くなかったです。
終わった後はテキストを見返すこともありませんでした。
やってみるって大切です。
これで翻訳の楽しさを知ることができたら、もっと勉強を続けていたと思います。
しかし、いきついた答えは英語力どうこうではなく、とてつもない忍耐力と強い意志が必要でした。
始めたい方は比較的安い講座を試してみましょう!
翻訳者の方の経歴や翻訳業界について書いてあります。
3つの呪縛というところがおもしろかったです。
しかし、読み進めるにつれて「翻訳者なんてこりゃ無理だな」と思ってしまいました。
「翻訳の仕事を知る」とっかかりとしてはいいかなと思います。
帯には機械翻訳にとってかわる的なことが書いてありました。
しかしGoogle翻訳がどうなるとかAIとか将来的なことの記述はなかったと思います。
最初の一歩は誰でも不安です。
踏み出しさないと、わかりませんよ。
あこがれのままにしておいても、現実が好転することはありません!!