留学って意味ある?【留学のメリット・デメリット】こんな人にはおすすめ

英語学習

留学ってお金かかるけど、行く意味あるのかな?海外行ったら何か変わるのかな?英語を話せるようになるのかな?と考えたことはありませんか?

留学に行くことの意味はあります。

しかし、海外留学でも駅前留学でも自分の行動がすべてです。

留学のメリット・デメリットを紹介します。

また、日本で英会話学校に通う場合や、短期の語学留学に行った体験を紹介します。

私は学生時代に2ヶ月の語学留学と、1年間の交換留学を体験しました。

感じたメリット・デメリットやその後の変化を紹介します。

留学のメリット

「外国に行く」という点で大きなメリットです。

環境を変えることです。

長期留学は語学留学ではありません。

現地の大学生と同じ授業を受けます。

英語を勉強するために行く留学ではありません。

  • 自分の常識が通じない
  • 価値観がちがう人との関わり
  • 強制的に英語を話す

自分の常識が通じない

カルチャーショックです。

時間にルーズとか、約束忘れるとか、服装とか、まあ小さいことを含めればたくさんあります。

授業中、何も断りなくトイレにいくし、急に怒り出すし、金曜の夜はキャンパス内で酔っ払いがあふれるし、、。

真冬なのにTシャツ短パンでうろついていたり、、。

私が行ったのはアメリカなので、もともといろんな国からの文化がまざっています。

しかし、留学先の大学の8割は白人で現地の人でした。

小さな大学だったので「多様性」はなかったです。

アジア人でさえ数人だったので、私はとても目立っていました。

最終的には郷に入れば、、という通りにいつのまにか何も感じませんでした。

カルチャーショックの感情の順番
現地で先生に教わったことです。
おどろき→悲しみ→怒り→受け入れる という順番で感情がうつりかわります。これをカルチャーショックというらしいです。本当にこの通りに感情が変わって、最後は「ちがう」ということを受け入れられました。短期の語学留学のときはこの感情はありませんでした。

価値観がちがう人との関わり

自分とちがう価値観の人とたくさん出会います。

日本で英語の授業を受けるときとはわけがちがいます。

日本でもいろんな人と出会えます。

海外だと育った環境がちがいすぎるので、おもしろいできごともありました。

おもしろいと感じるか、非常識と感じるかで方向性が決まります。

何人かで映画を見に行ったときのことです。

だれかが手配したはずの迎えの車がきません。

そして当時はだれも携帯電話をもっていません。

すでに真っ暗で寒く、店もしまっていました。

日本人の子は怒っていました。

時間になってもこないなんてどうなってるの的な感じでした。

一方、アメリカ系、ラテン系、アフリカ系の人たちは寒いからちょっとおどろうかあ!といって駐車場内をおどりはじめました。

「楽しそうだな」私は遠巻きにながめていたところ、車がやってきました。

おどっていた人はイエーイ!とさらに盛り上がっていました。

考え方は人それぞれで、頑固になる必要はありません。

国籍関係なく日本人でなくても、自分の価値観を守っている人はいます。

自分と「ちがう」ということを受け入れずに、他の道を遮断してしまうのはもったいないと思います。

「You are open-minded.」
言われてうれしかった言葉です。「心が広いね」という意味でとらえていました。「偏見、先入観がない」という感じです。

(具体例が軽すぎた。。)

強制的に英語を話す

最大のメリットはこれです。

恥ずかしがっている場合ではありません。

自分ひとりでなんとかしなくてはいけない状況に立ってしまえば逃げることはできません。

授業では自分の意見を言うことやプレゼンテーション、ディベートの機会もたくさんありました。

プレゼンテーションでは話す内容をすべて書き起こして読み上げていました。

準備に時間をかけました。

普通の会話で何か聞かれても、YES,NOだけで終われるはずがありません。

現地の大学では、専攻にかかわらず、どんな授業でも受けることができました。私が選んだクラスは、英文学、スペイン語、音楽、演劇、社会学などです。

「日本人は声が小さいね。」といわれたことがあります。

大きな声で話すことは一番大切だと感じました。

文法とか発音とかめちゃくちゃでも、大きな声ではっきりと単語を言えば必死さは伝わります。

単語を覚えたり、インプットすることは大事です。

しかしインプットしたことをアウトプットしなければ、インプットした意味がありません。

いつまでも秘めている必要はありません。

とんちんかんなことを言ってしまった、、と後悔するよりも、発言できて私すごいと思えた方が成長できます。

教科書にのっている表現を実際使っているところはあまりなかったように感じます。「I’m fine, thank you. And you?」なんてだれもいっていません。「My name is~」なんて聞いたことがありませんでした。受験英語でよくわからない熟語をかなり覚えましたが、役に立たなかったと思います。このあたりは別記事で紹介予定です。

迷子になったこともありました。自分でどうにかしないといけない状況に追い込むことも必要です。

留学後の人生の変化

私は交換留学にいきました。

その中で20名程度のメンバーがいて、それぞれちがう大学に留学しました。

そのうち、卒業後、英語を使った仕事につけた人は3割程度です。

長期留学したからといって希望する職種につけた人はほんの少しでした。

しかし、その後の私の人生に大きな影響を与えたことはまちがいありません。

成果を感じたのは以下のポイントです。

  • ひとつの経験(武勇伝)を持てた
  • 自信がついた(膨大な勉強量)
  • 行動力がついた
  • 英語力がレベルアップ(特に発音、聞き取り)
  • TOEICの点数が過去最高になった

私は卒業後事務職につきました。

英語で電話やメール、書類も英文を扱っていました。

ビジネス英語的なことは仕事をしながら覚えました。

「英語脳」を鍛えるという点で考えてみましょう。

言語習得という長い時間がかかることも、留学に行けば短期間で身に付きます。

英会話学校や語学学校では、テキスト通りのきれいな英語を学びます。こちらが英語ができないことがわかっているので、察してくれます。
留学先では、なまりもあります。何をいってるのかわからない、テキスト通りの答えが返ってこない場合が当たり前です。特に子どもは推測ができないので、適当なまちがった英語は伝わりませんでした。。「What??」と何度も聞き返されました。

留学のデメリット

  • お金がかかる
  • 思ったより英語力はつかない
  • 日本人でつるみがち
  • 差別、いやみをいわれる
  • 留学という武勇伝にしがみつく

お金がかかる

お金は短期でも20万以上はかかります。

1年間私費留学だと200万はかかります。

思ったより英語力はつかない

留学にいっても、時間がたてば英語は忘れてしまいます。

継続して勉強を続けられるかが重要です。

日本人でつるみがち

語学留学のときはほぼ日本人といっしょにいました。

行動力がなかったです。

海外にいる日本人(気が合う人)は安心するので、いっしょにいがちです。

あまりいっしょにいるともったいないと思います。

差別、いやみをいわれる

メンタル弱い人は難しいです。

いやみをいわれたりします。

言葉や文化の壁を乗り越える気持ちがなかったら、成長がとまってしまいます。

「あの子は英語が話せない。」「あの子病気だよ。」など言われました。

悪口いわれたり、ドアに落書きされたり、いやな思いは何度もしました。

留学という武勇伝にしがみつく

時間がたてばただの経験です。

留学までしたのに、英語を活かせる仕事についていないという人は多いと思います。

私も現在の仕事は英語とは無縁です。

短期間だとそこまで英語力はつかないし、1年程度の留学でも、専門的な勉強をしていないからです。

名セリフ「アメリカの空気を吸うだけで高く飛べると思ってたのかなあ」と何度も思いました。

うまくいかないのが現実です。

アメリカの大学を卒業してもその後現地で就職できるとは限りません。とりあえず学費が高いです。ビザの関係もあって、難しいのが実情です。帰国する人が多いようです。

留学に行かなかった人のその後の人生は?

留学に行かなかったからといって不幸な人生にはなりません。

人それぞれです。

英語に興味があるけど、留学にはいかない選択をした同級生がいます。

在学中には日本にきた留学生のサポートをしていました。

卒業後は英語の先生になったと聞きました。

あのときいっておけば人生変わったかもしれない、、と後悔しているなら、今いってみたらいいのです。

年齢は関係ありません。

英語を習得する手段のひとつが「留学」ということです。

英会話学校に通う場合

ネイティブの先生と話す機会を買っていると考えましょう。

あとは自分の努力次第です。

言語の習得は費やした時間に比例して上達します。

今日明日ですぐうまくなりません。

英語にふれる機会が週1回1時間程度と考えて、それに見合った金額でしょうか?

月に1~2万プラス、入会金や教材費、交通費がかかります。

年間30万かかると考えると、1ヶ月の語学留学ならいけます。

アジア圏ならもっと安いです。

今はアプリや、Youtubeでも無料で学べるツールはあります。

独学で留学経験なしで英語をマスターしている人もいます。

ある程度の自己投資は必要です。

お金を払うということで多少もったいないからという気持ちがうまれ、やならくては!とおしりをたたかれます。

語学の習得には時間がかかるので、お金を使って、いい先生や教材から学ぶという投資は必要です。

短期の語学留学

「英語にふれる機会を増やす」という意味で短期留学はありです。

お金があることも重要ですが、英会話学校でいいのか、海外に行くのかという行動力の差があります。

数ヶ月の語学留学やワーホリは、ほんとにさわり程度です。

日本人でかたまって授業をうけて、いっしょにつるんでしまいます。

海外の語学学校にいけば当然日本人もいます。

自分と似たような、ただ日本から逃げてきただけのような人もいるので、がっかりします。

海外で日本人をみるとなんかいやな気持ちになるのはどうしてでしょう。(私だけ?)

私は2ヶ月間の語学留学に行きました。

アメリカです。大学の寮で生活しました。

毎日5時間くらい英語の授業を受けました。

日本人ばっかりでした。

問題ももちろん英語で書いてある、英語で英語の説明を受ける、、という状況になれるまでしばらくかかりました。

英語を英語のまま理解するというコツをつかむまでが大変でした。

行っても意味がないかな?と悩んでいるなら行くべきです。

失敗してもいいじゃないか!と思います。

言い訳を探すなら行動しましょう。

こんな人にはおすすめ

努力することは当たり前です。

向上心がある人前提で、それ以外に以下の点です。

  • 目的がある人
  • 価値観の幅を広げたい人、経験をつみたい人
  • 頑固ではない人

目的がある人

英語を勉強しに留学するのではなく、英語で何を勉強するか です。

英語力を使ってどうしたいのか、まで道がわかっているとモチベーションにもつながります。

必要な情報をキャッチできるアンテナを立てられます。

「英語を上達したい」では弱いです。

私はこの程度しか目的がありませんでした。

いっしょにいったメンバーで、明確な目標がある人はいなかったと思います。

現地で出会った日本人の話です。

高校生のときからアメリカで生活しています。

卒業後はスポーツトレーナーになりたいと話していました。

英語関係なく何を勉強したいのかという目的が必要です。

英語はただの手段です。

価値観の幅を広げたい人、経験をつみたい人

はっきりとした目的がなくても、あこがれみたいな感じで海外に行きたいと思う人は多いでしょう。

留学は旅行とはちがってきつい、つらいことも多いです。

だからこそ成長できます。

自分でどうにかしなきゃならない場所にいけば、強制的に一歩進むことができます。

自分を追い込むことで変化がおとずれます。

変化を楽しめるようになれば経験値もあがります。

留学中の勉強は、受験勉強のときよりも勉強しました。

言葉のハンデがあることを言い訳にしてはいけません。

今思えばそんなにまじめにやらなくてもと思いますが、あのときの勉強量は確実に糧になっています。

頑固ではない人

自分の尺度で物事をみてはいけません。

柔軟に、いろんな角度からものごとをとらえられることが必要です。

自分とはちがう考えを拒否せずに、ブロックをつくらないことです。

私は小さいころから頑固なので、他の人と同じことをするのがいやでした。

アメリカでは日本にいるときほど、集団にしばられることはありません。

グループプレゼンなど、何人かで取り組むときは協力しなくてはなりません。

私一人の意見を突き通してもうまくいきません

言い訳を探さずに行動できる人が勝ち!

  • 留学は自分を追い込む環境をつくれる
  • 新しい価値観との出会いでいい変化がうまれる
  • 英語を習得する手段のひとつが留学
  • 自分の努力と行動力がすべて

やらないという言い訳を探すことは簡単です。

挑戦する回数を増やすこと。成功している人はたくさん挑戦しています。

留学経験なくても、英語を話せる人はいます。留学にこだわる必要はありません。