身近な人が創価だったら?「親が創価学会」から学ぶ宗教との向き合い方

宗教

無宗教な日本人にとって、宗教や信仰することに抵抗がありますね。

  • なんか宗教ってこわい
  • 結婚相手の家が創価だから、自分も入るの?
  • 創価って寄付するの?

この記事では「親が創価学会 島田裕巳(著)」の内容から、創価学会との向き合い方を紹介します。

ここから一部紹介します。

家族間のトラブルやお金に関する疑問について紹介します。

この本は、よくある批判的、否定的な情報ではありません!

宗教学者の著者が客観的な視点で、創価をとらえています。

創価になじみがある方にも一度読んでいただきたいです。

  • 「勤行」「折伏」「お題目」のワードになじみがある方
  • 創価学会員である
  • 二世である(親が学会員)
  • 身近な人が学会員

私の主人とその家族は学会員です。私はちがいます。

創価のイメージが悪い理由

創価ってなんかこわいよね。

日本人は無宗教なので、イベント的なことでしか宗教を考えません。

宗教的な「信仰」となると拒否反応がでる人がほとんどです。

創価の場合は特に、自分はまちがってないと絶対の自信でせまってきます。

だから怖いのです。

(私はこれが一番ふにおちました。)

そういった教えがあるからです。

自分の姿勢を正すのではなく、「折伏」して相手を変えようという教えがあります。

折伏とは、相手の主張を論破し、屈伏させることで教えを受け入れさせるものである。参考元:「親が創価学会 島田裕巳(著)p31」

題目を唱えることが一番の解決方法だよ!!

人間関係のトラブルが起きた場合、自分が強い信仰心をもてば、相手も変わる!という考えです。

…強引だな。

原因が自分にあるのではなく、他人にあるという考えです。

(今は原因自分論の方が当たり前の考えになっていますね。)

日蓮正宗では、ほかの宗教を信仰することを「謗法」であるとし、禁じました。

謗法(ぼうほう)とは、法華経を信じないで悪口をいうこと。仏法上、最も重い罪とされる。参考元:聖教新聞 用語解説
日蓮正宗(にちれんせいしゅう)は日蓮系の宗派。
創価学会の前身「創価教育学会」が日蓮正宗を関連団体とした。平成3年に日蓮正宗が創価学会を破門した。参考元:日蓮正宗ってどんな宗教?

自分たちの信仰は絶対正しく、ほかの宗教や宗派の信仰は根本的にまちがっている。

創価に対して抵抗を感じる理由は「祈れば大丈夫」という考えにあります。

 

折伏に近い布教活動は聖教新聞の購読です。

購読者を増やすことが、組織の拡大に結び付くと考えているからです。

これに関係して、もうつひとつの怖さは、お金の問題です。

お金をとられてるんじゃないかという怖さです。

学会員がお金をよろこんで出す理由

自分が出す莫大なお金は、創価のために使われるからです。

一種の快楽なのです。

創価学会はどのようにお金が回っているのか気になりませんか?

収入源は新聞の購読料

収入は以下の3つです。

  • 聖教新聞の購読料
  • 書籍の印税
  • 財務

聖教新聞社は創価の出版部門なので、創価に直接お金が入るしくみです。

(新聞は我が家も絶賛購読中です。。本もたくさんあります。)

聖教新聞は、月々2,198円です。電子版は1,731円です。他の新聞と比べて12ページしかなくうすいです。うち5ページは、他の新聞と同じようなニュース記事やテレビ欄、スポーツ欄が掲載されています。

「人間革命」などの書籍は「聖教新聞社」から出版されています。

「人間革命」は超絶ベストセラーです!

私が「人間革命」を読んだ感想はこちらで紹介しています ⇒ 【創価】ベストセラー本「人間革命」って何?アンチが読んでみた

聖教新聞社から出版された、出版物の印税は、税金を払った残りを大学等に寄付されています。

本を買ってもその印税収入は著者本人ではなく、聖教新聞社に入ります。

そこは創価の出版部門だから、創価学会に直接入るというしくみです。

財務とは会員の寄付

財務に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています ⇒ 【創価】財務の体験談|財務って何?いくらするの?学会員に疑問をぶつけてみた

12月は財務の季節ですね。。

1口1万から寄付できます。1万以下でもいいそうです。

振込用紙がまわってきます。

何千万とする方もいるようです。

主人の家族は毎年何十万としているそうです。(私はなにもいえません。)

必ず自分に返ってくるんだよ!!

自信たっぷりにこういわれますね。

自分が出したお金が戻ってこないのに、お金を出す理由はここにあります。

集めたお金は信者のために使われるからです。

お金を手放すことで、欲望から自由になれます!といっている宗教なんかは要注意ですね。

莫大なお金を創価のために出すことはそれ自体が相当な快楽となるのです。

熱狂し、正常な判断力が失われていくけど、かえって本人には快楽を感じるのです。

ただし、出したお金は「創価のため」に使われます。

上層部のふところに入るわけではありません!

上層部がお金もらえないしくみ

会員は一銭ももらわないで、自分たちでお金を出し、学会活動にまい進しています。

創価はもともと、入会金や月々の会費もありません。

会員になってもお金はかからないのです。

(御本尊をもらうときには払います。5千円?だったか。)

創価大学は寄付によって設立された!
創価大学は普通の?大学です。仏教を学ぶ学科はありません。他の仏教系の大学では行われるような宗教の教育はありません。生徒や職員がほぼ学会員です。

創価はお金を集める力があります。

しかし、内部の人間が恩恵を受けることがないようなしくみもあるのです。

池田氏は多額の寄付をしています。

生活も質素なものらしいです。

本部の職員は給料をもらっています。しかし幹部といえど学会活動は無給です。新聞配達員も給料をもらっていますが、かなり少ないらしいです。

宗教法人の活動は非課税

自分たちで出したお金は自分で使うからです。

課税の余地はありません。

同窓会の会費を払うことと同じです。

 

会社で考えてみましょう。

会社は従業員に給料を払いません。

しかし従業員は会社のために働いてくれます。

さらに従業員が会社にお金を寄付しているのです。

宗教法人すごいですね。。

片方が創価で起きる問題

例えば、父親と母親が両方とも創価であればそれほど問題はおきません。

どちらかだけが創価であればやっかいなことになります。

熱心であればなおさらです。

結婚のトラブル

結婚するなら、入会してほしい。

相手からこういわれるかもしれません。

自分が「信仰」をどのようにとらえられるかがポイントです。

信仰を毛嫌いしているのか、見守っているのかの温度差です。

家族と学会どっちが大事なの!!

何度も学会員の主人を問い詰めました。

しかし、答えは出ません。

どっちもだよ。比べる対象ではないよ。

こんな感じで返されてしまいます。

信仰はこころの深い部分にあるので、簡単には消えません。

私は結婚するときに、入会をもちろんすすめられました。

しかしはっきりと断りました。

私は創価を完全に受け入れたわけではないです。

しかし、毛嫌いしているわけでもありません。

私が結婚したときのお話はこちらで紹介しています ⇒ 【価値観の相違】彼が創価の人だったら?創価学会の家と結婚した体験談

神社にいかない問題

お宮参りや七五三で神社にお参りにいきますね。

しかし、創価の人は神社にはいきません。

理由は、禁じてきたからです。

鳥居をくぐったり、お寺の境内に入ったりすることを会員に禁じてきました。

創価の人が神社をきらうのは、他の宗教をかたくなに否定するからです。

宗教行為か風習のちがいです。

創価でない人が、お宮参りに神社にいくのは、単なる風習ととらえています。

しかし、創価の人は信仰にもとづく宗教行為だととらえるのです。

その神社の信者ではないからです。

ちがった信仰をもつ人たちの施設を訪れるという感覚なのです。

罪悪感を感じ、謗法にあたると思うのです。

謗法(ぼうほう)とは、法華経を信じないで悪口をいうこと。仏法上、最も重い罪とされる。参考元:聖教新聞 用語解説

我が家の体験はこちらの記事で紹介しています ⇒ 【創価学会】お宮参りや七五三はどうなる?我が家の体験を紹介します

創価との向き合い方のヒント

例えば家族が「創価である」をどうとらえられるかです。

例えば彼の親が農家である、もしくは自営業であると同じ問題なのです。

自分と相手の「育ってきた環境」がちがうのは当たり前です。

自分と相手とのちがいを真っ向から否定しないで、学んでみるのです。

創価学会は巨大な組織で、公明党をとおして政治の世界にも影響しています。

これは事実です。

私は今の主人をとおして創価の存在をしったとき、自分で調べてみました。

検索すると、アンチ目線の情報ばかりです。

しかし、この記事で紹介した本は、これまで目にした情報とはちがいました。

批判しているのではなく、客観的に分析しています。

一度読んでみてください。

目次をみて、気になるところがあれば読んでみてください。

第1章は創価学会の組織についてかかれており、少し難しく感じました。

宗教
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