だれもが一度は考えたことはあるでしょう。
日常生活の中でどうやったら二酸化炭素の排出を抑えることができるでしょうか?
節電や、車を使わないなどがありますね。
でもエコとか節電とか、考えたり行動に移すのは面倒ですよね。
では、こう考えてみましょう。
車を使わない人はいますが、食べ物を食べない人はいません。
実は、食べ物や飲み物も大いに関係があります。
食べ物自体がCO2を出しているわけではありません。
農場を作るところから、お店に食べ物が並ぶまでの間でCO2を排出しているのです。
毎日の食事で「何を食べるか」を考えてみませんか。
この記事では事実を伝えます。
あなたの選択で地球を救えるとしたら…?
食料品における温室効果ガス排出量
食料品が消費者に届くまで、排出される温室効果ガスのグラフです。
上位だけまとめました。
牛肉がダントツですね。
このグラフのデータは、世界の平均値です。199か国において、計測可能な38,700にわたる農場・牧場のデータに基づいています。お肉を食べない国もありますね。
食料品の温室効果ガス排出プロセス
農地を作るところから私たちの口に入るまで、長いプロセスがあります。
温室効果ガスの出所を紹介します。
このグラフで、色分けされている部分を説明します。
土地利用の変化:森林破壊による地表にあるバイオマスの変化
土壌炭素による土壌の変化
農場・牧場:牛のげっぷや米の栽培によるメタンガス排出
肥料や、家畜の排せつ物、農業機械の使用
食肉:農場において、家畜のえさとなる作物の生産や処理加工するとき
処理加工:収穫した農産物を最終的な食品に加工するとき
輸送:加工された食料品を国内外へ運ぶとき
小売り:冷蔵保存やお店で売る過程
包装・梱包:包装紙・梱包材の製造、運送、廃棄にわたる過程
このようにみると「過剰包装をやめる」「地産地消」レベルでどうにかなる問題ではないのです。
輸送費や包装の削減しても、影響はほんのわずかです。
では、消費者として、私たちにできることはあるのでしょうか?
私たちにできること
消費行動は投票だと思おう
人が物を買うときは、ほとんど無意識で買わされています。
知っていましたか?
特に用事もないのにイオンに行くと買ってしまったりしますよね。
特にいらないものを買ってしまったり…。
どれだけ「買わない」意志が固くても難しいのです。
買わそうとする工夫がされているからです。
安いから、お得だから。
なんとなく。。
「買わされている」という意識を持ったうえで、買い物の基準を考えてみましょう。
必要なものを選ぶのです。
ここまで読んでくれたあなた!
スーパーのお肉コーナーで、あなたが手に取るものの意識が変わりますよ。
牛肉やめて鶏肉にしとこうかな。
この選択だけでもいいのです。
買い物=投票だと思って、自分が選ぶ権利があることを意識してみませんか?
じゃあ牛肉買わなきゃいいの?
ミートフリーマンデーを実行してみる
「月曜日は肉を食べないでおこう」です。
ポール・マッカートニー氏が提唱した運動です。
詳しくはこちら ⇒ ミートフリーマンデーオールジャパン
いきなりベジタリアンになれといっているのではありません。
そもそも牛肉を毎日がっつり食べていませんよね?
食べるなといっているのではありません。
牛肉をやめて豚肉にするとか、肉を食べる量を減らすとかです。
ちょっとした工夫です。
1日だけならできそうな気がしませんか?
私は牛肉が無理になりました。(年齢かもです)
脂身の多い牛肉を食べるとおなか壊します。
まとめ
みんなの無関心によって、環境破壊、温暖化が進んできました。
無関心、他人事では済まされないところまできています。
江戸時代のような生活をする必要はありません。不可能です。
ペットボトル使うな!肉食べるな!と言われてもできるわけがありません。
我慢するのではありません。
「この食べ物はどこからくる?」
ちょっとした意識を持つ人が増えていけはいいのです。
みんなが少しづつ関心を寄せ、事実に目を向けることで、変わっていけると思いませんか?