あなたはヴィーガンの存在を知っていますか?

肉食べないとか、意識高い系の人じゃないの?
そういった考えがある人へ、事実を伝えます。
お肉を食べ続けることで、地球環境に与える影響を知っていますか?
ヴィーガンになるきっかけは、個人それぞれです。
この記事はヴィーガンをおすすめする記事ではありません。
肉の消費が地球環境に与える影響を考えてみましょう。
私の周りにはヴィーガンは一人だけいます。日本人です。
その方きっかけでヴィーガンという存在を知りました。
私はヴィーガンではありません。
ヴィーガンとは動物性食品を食べない選択をしている人

動物性食品を食べない、動物性製品を使わない人のことです。
肉・魚・卵・乳製品・はちみつを食べない、毛皮・革製品・ウール・絹の製品を使わない人のことです。
参考元:Wikipedia
日本では単なる健康食と認識している人もいるでしょう。
完全採食主義者などといわれますが、認識が少しちがいます。
肉とか食べられない人というよりは、食べないという選択をしている人たちのことです。
一方、ベジタリアンとはちがいます。
ベジタリアンの中でもいくつか種類があって、ベジタリアンの大枠のなかのひとつが「ヴィーガン」という感じです。
その他、マクロビはセレブのイメージがありますね。
ヴィーガンやベジタリアンとは違う理由で、肉類などを食べない人のことです。
ヴィーガンの人は、市販の食べ物はアウトです。
食べられるものがないじゃないか!と思いますね。
肉・魚・卵・乳製品以外全部といえば、割とあります。
野菜・果物・大豆製品・ナッツ・きのこ類・海藻・米・小麦
これらを食べています。
パンは卵、乳成分がはいっているので✖、かつグルテンを避けるので基本食べません。
ヴィーガンになったきっかけは、人それぞれです。
私が出会ったヴィーガンの人によると、きっかけは2つです。
地球環境への影響する事実、動物虐待の事実を知ったから です。
肉の消費が環境に与える影響

世界の人口とともに、家畜の数も増えています。
2019年時点で世界の人口は77億人で、2050年には100億人になると推測されています。
一方で家畜の数は
牛(乳牛・肉牛含む)は15億頭、豚9億頭
これが多いのかどうかわかりませんが、、人口増加に伴い、年々増加傾向です。
主な国は以下です。年々増えており、特に若い世代で増えています。
インド 38%(宗教的理由で多い)
台湾 12%(「台湾素食」と呼ばれる食文化がある)
ドイツ 10%(環境保全、動物保護、健康のため)
アメリカ 9.3%(健康のため)
日本 4.7%
※日本が意外に多くて驚きです。
参考元
:Wikipedia
:worldatlas
家畜が増え続けることで問題になることが主に2つあります。
- 温暖化の原因のひとつが家畜のゲップである
- 牛のえさを育てるために広大な土地が必要
温暖化の原因のひとつが家畜のゲップである
牛のゲップや糞にはメタンガスが含まれています。
- メタンガスは全世界の温室効果ガス排気量の14~18%
- 運送など車の排気ガスによる二酸化炭素排出量は14%
メタンガスを減らす、つまり牛を減らすと温暖化に効果があるのではないかといわれています。
さらに「メタンガスが温暖化に与える影響は、二酸化炭素の23倍」というデータもあります。
牛のえさを育てるために広大な土地が必要
牛舎で牛が育てられているイメージがありますね。
放牧にも土地が必要です。
しかし、それよりも牛が食べるエサを育てる土地が必要なのです。
土地の確保のために森林伐採 → 環境破壊 の結果となります。
毎年世界中で、日本の総面積の20%ほどにあたる土地が森林伐採によって失われています。
土地開拓のためです。
その大半が家畜を放牧するためと、そのえさを育てる農地のためです。
牛1頭が食べるえさの量は1日30kg程度です。
その30kgのえさを育てるのに必要な土地、そしてその1頭につき放牧する土地が必要です。
そう考えると、木を切り倒し、広い土地を開拓する必要があるのです。
土地の確保が大きな問題なのです。
農地を作るところから、食品として消費されるまでの過程で、温室効果ガスが排出されています。
こちらの記事で紹介しています。⇒ 地産地消は意味がない!食料品における温室効果ガス排出量の事実
ヴィーガンは意識高い系である

カッコつけている「意識高い系」の意味ではありません。
ヴィーガンの人は知識をもっていて、意識して行動している人の意味で意識が高い人といえます。
しかし、まだヴィーガンを知らない人の方が多いのではないでしょうか。
ヴィーガンに対しての偏見

えー、お肉とか卵とか食べないの?かわいそう!
変な目でみられる、うざがられる、、など、あるそうです。
まだまだ認知度は低く、偏見が多いです。
食事面では、ヴィーガン向けのカフェやレストランも増えてきています。
しかし、外食するのは難しく、食べるものに苦労するのも事実です。
ヴィーガン 対 畜産農家
環境先進国ドイツで農家らのデモが起きました。
ドイツ政府の環境政策に対する不満で、トラクター約5,000台が道路を占拠しました。
気候変動対策など環境意識の高まりで、批判の矛先を向けられた農家の不満がある。ウシやヒツジのげっぷに含まれるメタンガスは温室効果ガスのひとつとされ、悪者扱いを受ける。一部の過激な菜食主義者は牧畜が「動物虐待だ」と非難。肉の消費を敵視して、食肉店の襲撃を繰り返す。
引用元:東京新聞
畜産農家が悪者扱いされる現実です。
ヴィーガンの人たちも、畜産農家も、肉を食べている人も、悪者ではありません。
だれかを悪者にしてしまう風潮は変わりません。
無関心から関心をもとう

畜産業、引いてはお肉を食べ続けることが地球温暖化に影響することは事実です。
しかし、身近な問題として考えられないということも事実です。
「肉を食べない・牛乳を飲まない選択をする」イコール「私たちが住める地球環境を維持できるかもしれない」ということを知っていただきたいです。
一度、壊してしまった自然をもとに戻すのは不可能です。
これだけはまぎれもない事実です。
地球温暖化なんてウソ!ということから、環境問題についてそもそもがまちがっている!とこれまで常識と思っていたことがひっくり変える内容です。具体的な数値やグラフが出てきてうとうとしましたが、、目からうろこの内容でした。シリーズで3まで出ています。
詳しくはこちら ⇒ 環境問題はなぜウソがまかり通るのか