子どものときから、将来の夢やなりたい職業、目標を何度も聞かれます。
進路を決めるときは特に思い悩みますね。
どうして将来の夢を聞くのでしょう。
どうして夢を持つ必要があるのでしょう。
周りの大人たちを見てください。
小さいころ、思っていた夢を叶えた人はどのくらいいるでしょうか。
結論、夢はなくてもいいです。
この記事では、私の経験を通して、将来の夢を持つべきかを述べます。
私は子どものころは特に、今でいうコミュ障で、たくさん一人で考えて、一人で悩んでいました。
考えて決断する、選択することはたくさん労力を使います。
私のような優柔不断な性格だと決断することはとても難しいです。
実際の調査データとあわせてお伝えします。
これから将来へ向かって、たくさんの選択肢ができるように、ヒントになればと思います。
進路選択で決まる方向

高校受験、大学受験や、高校の文理の選択のときなど、決断する機会が多い学生時代です。
「自分のやりたいことって何」特に悩むことになります。

だれかこっちの道とか決めてほしい。
それくらい考えるのもしんどかったのを覚えています。
普通科にいくことに疑問をもつ
中学3年生、ほぼ高校進学をめざします。
そしてほとんどは普通科に進学します。
私はここで、何も将来の目標がないから普通科か?と子どもながらに考えました。
普通科に行くことのメリット
- 選択肢の幅が広がる
- 方向転換しやすい
選択肢の幅が広がる
当時、看護師を目指していた友人を例にとります。
彼女は看護学科のある高校を受験しました。
看護師を目指す友人
⇒ まっすぐなレール1本、ゴールが見えている
目標=ゴールがある彼女は、まっすぐ進めば最短でたどり着きます。
ゴールから逆算して考えたとき、何をすればいいか明確にわかるということです。
しかし、言い方をかえれば、自動的に看護師になれるので、看護師としてのスキルしか身につかないといえます。
普通科にいく私
⇒ 何もない原っぱ ゴールは見えない
つまりは、レールはないのでその分なんでも挑戦できます。
「とりあえずやってみよう」の試行回数が増やせます。
例えば普通科にいったって、いずれ看護師になることだって可能です。
最短でゴールにたどりつかなくでも何も問題ありません。
方向転換しやすい

やりたいことが決まったときのために、今は勉強しておく、だから普通科でいい。
中3の私が出した結論です。
いつ興味があること、ワクワクすることに出会うかわかりません。
どうにでも方向転換できます。
挑戦して、ダメなら方向転換すればいいだけです。
大人になって、あのときもっと勉強しておけばよかったー!と大半の大人はそう後悔します。
しかし勉強した時間によって将来は決まるとは限りません。
大人になって役に立つのは、学生時代の経験です。
つまり、どれだけ挑戦して、どれだけ失敗したかということです。
具体例は以下の大学受験で述べます。
方向性を決めないといけない大学受験

高校3年生、もっと具体的な進路を決めるときにきました。
しかし、将来の夢を語るのはなんとなく恥ずかしいという感情があります。
お前には無理だとか、否定されるのではないかという恐怖、不安が出てくるからです。
さらに自分の能力では無理だと制限をかけてしまいがちです。
私は大学受験、失敗しました。
自分の興味のある分野は理系だけど、その方向に進めたとしても、理系科目がまったくダメでその道を進んでいく自信がなかったからです。
英語だけは他の科目よりはできたので、英語系の学部がある大学を受験しました。
しかし、ことごとく落ちて、受けた大学の中で一番偏差値の低い大学だけ受かりました。
あんなに勉強したのに、落ちた、、当時はすごくショックを受けました。
今思えば受験勉強したこともいい経験です。
たくさん勉強することも、くやしくて泣く経験も大人になるとできません。
失敗すると経験値が爆上がるので、経験値高い大人になれます。
ただし、たくさんの努力が前提です。
大学生でも聞かれる将来の夢

言われてショックだったことって何年たっても覚えていますね。
私はこの二人の言葉を忘れないと思います。
英語の授業で、将来の夢について話すトークにて
(このトークテーマほんとにやめてほしい)
私はないから「ない」ってはっきりいったら、日本人の先生から一言。

You are hopeless. (あんたダメ人間)
隣の席の友人からの一言。

あんた夢ないの?
今思えば適当に答えておけばよかったと思います。。
この友人はイングリッシュティーチャーと答えていました。
しかし今は普通の会社員をしています。教員免許はとっていませんでした。
ないと答えた人のうち「自分のやりたいことがわからないから」と答えた人 ⇒ 74%
目標がなく、なんとなくの方向性があるという人がほとんどです。
成長するにつれて、自分のことがわかってくるようになります。
こっちへ行こうかなと考えて、そこまでの道のりを進むうちに、別の道が見えてくることがあります。
ちがった側面で子どもころの夢に関わることになることもありえます。
子どものころの夢を実現させた大人はどのくらい
満員電車で通勤する大人たちが全員夢をもっている、あるいは叶えたとは思えません。

10人に1人です。
ただしこれは子どものころの夢なので、当然の結果です。
小さい目的をつみあげていくことは成長につながります。
あれもこれもって興味を持つと、自分で情報を集めます。
そして、自分から行動することによって、結果がでると
人よがりになる、他人のせいにする ということがなくなります。
成功体験であればなおのことです。
まとめ
どのような経験が、どう転んで自分の将来が決まるかわかりません。
無理に決める必要はありません。
そして今できることをするしかありません。
アドラーの心理学でいえば、「与えられたものをどう使うか」です。
行動する ⇒ 選択肢を増やす、挑戦する回数を増やす、失敗は成功のもととなる
たくさん勉強する機会が得られる学生時代は必要だと思います。
興味がないことでも、強制的に触れられるからです。
そしていろんな人と関われる機会も得られます。
将来の目標がある人は、進むべき道が見えているので、キラキラしていますね。
だからうらやましく思います。